先週は日本や米国の材料ではなく、
英国や欧州の材料で相場が動きました。

特に、英国と欧州との通商協議ですが、
相変わらず難航していますね。

EUとの離脱は合意したはずなんですが、
細部の部分で色々と詰めるべき事案で揉めています。

英ジョンソン首相は協議の期限を10月15日にすると発言、
これでまたしても合意なき離脱が再燃しています。

それにしても、もう何年も前から”合意なき離脱”ネタばかりで
個人的には飽きています。。。

まぁ、戦術として合意なき離脱をチラつかせているだけで
最終的には合意するんでしょうね。

しかし、市場は敏感に反応してポンドが売られ、
リスクの受け皿としてドルと円が買われています。

ということで、
先週分のGBPJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
cpb20091301
私が普段1時間足チャートを掲載する場合、
縦軸のメモリ幅を30PIPS固定にしているんですが、
ポンド円だとボラティリティが大き過ぎて
異様に縦長のチャートになってしまいますね。

実際、先週のポンド円は550PIPSほども動いていますので、
高ボラティリティ通貨ペアの面目躍如といったところでしょうか。

トレーディングとしては特に難しいことはないでしょう。
遅行スパン陰転、且つ、赤色ゾーンより下に位置している時に
ショート指向で臨んでいけば問題なかったはずです。

ポンド円は乱高下もしますが、
今回のような一方的なトレンドになった時には大きな利益を獲れますので、
チェックしておきたい通貨ペアです。

しかし、個人的なことを言うと、
あまり好きな通貨ペアではないです。

なぜなら、ストップ幅が他の通貨ペアと比較すると、
大きくなりやすい傾向にあるからです。

荒くれ通貨ペアは好みではないです。。。

そして、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり、GBPの独歩安でしたね。

そして、相変わらずUSDJPYが似たような動きをしています。

なので、GBPJPYのショートだけではなく、
GBPUSDのショートでも良かったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
15日にFOMCが控えていますので、
ドルもそれなりに動意づくのではないでしょうか。

しかし、政策金利や量的緩和などについては変更なしと思わるので
中期的なトレンドを発生させるまでの力は無いでしょう。

その他、英と欧州の通商協議の行方にも注目ですが、
先週はポンドの独歩安だったので、
今週はポンドが乱高下しそうです。