先週は地政学リスクの後退と中央銀行の金融政策が主要なテーマとなりました。
まず、週初には米・イランの戦闘終結に向けた覚書合意の発表があり、和平が進展する期待から地政学リスクの後退、原油安、株高が進行、為替もドル安に振れました。
しかし、合意内容が確実に履行されるかどうかは不明。実際、覚書発表後も散発的な紛争は起きているようです。
一応良い方向へ進んでいるようですが、本当の意味での戦闘終結はまだまだ先になりそうな雰囲気です。
そして、日銀金融政策決定会合ですが、事前の予想通り政策金利が1.00%へ利上げされました。本来であれば、利上げとなれば円高になるはずですが、事前リークが進んでいたことに加え、ファンダメンタルズに即した円安構造に変化がないため、相場への影響は限定的に。
逆に、イベント通過によるアク抜け感の方が強そう?利上げですら円高にできないんですから、もはや手の打ちようがないとの見方も?
その後のFOMCでは金利据え置きとなったものの、年内1回の利上げ予想に修正。これまでは利下げ予想だっただけに明らかな方向転換、これがドル高を誘発し、ドル円も急騰、2カ月前の高値を更新し、史上最高値をトライするレベルにまで上げてきました。
片山財務相の「断固とした措置を取る」発言が虚しく響きます。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

週前半は停滞気味でしたが、FOMCをきっかけにして動意づいている様子が分かります。
木曜日に急騰していますが、これは2ケ月前の介入レベルを超え、且つ、161円越えをきっかけにしたストップ巻き込み型の急騰でしょう。
1週間の値幅は210PIPSほどとなっており、介入レベルを超えたことでようやくボラティリティが戻ってきた印象です。
トレーディングとしては比較的難しいか。チャートだけ見ていると週後半に青色ゾーンを背にしての押目買い手法が適用できますが…でも、それまでずっと低ボラでしたし、前回の介入レベルの価格帯ですからね。
実際問題としては、ここでロングできるかどうかは不明でしょう。私はまだまだドル円はトレード対象外扱いです。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、FOMCをきっかけにしてUSD買いになっていることが分かります。対してJPYはあまり変わってないですね。よって、今回の急騰はJPY売り主導ではなくUSD買い主導だったわけです。
他にはGBP売りが強めに出ていますが、これは英の政治的不透明感によるものです。
さて、月曜からの相場ですが、早速イランがホルムズ海峡を再封鎖していますね。戦闘終結に向けた覚書合意の違反ですか…まぁ予想されたことではありますが…
また、ドル円が介入レベルを超えているので、いつでも実弾介入があり得る状況であることにも注意です。ドル円、及びクロス円でのトレードはやり難そうです。





