先週の為替はドル買いが優勢となりドル円は一時164円台に乗せる動きもありました。

米・イラン紛争ですが、結局停戦合意は破棄となり、以前のような激しい応酬に戻ってしまいました。

こうした中東情勢の悪化と長期化が懸念され、原油は再び急騰、米10年債利回りも上昇、有事のドル買いも意識されてドル円は上昇せざるを得ない状況、週初は162円台で踏ん張っていましたが、ファンダメンタルズに背中を押されるように163円台に乗せていき、1986年以来の高値水準にまで上げていきました。

当然ながら片山財務相は「必要であれば断固たる措置をとる」といつものテンプレート発言をしますが、市場の反応は限定的、一時は164円台に乗せるまでに上昇しています。

ここまで上げてきているのに、なぜ実弾介入をしないんでしょうか?前神田財務官は「原資は無限にある」と発言しましたよね?無限にあるのならドンドン介入すれば良いのに?

市場に見透かされています。高市首相の積極財政に加え、ウォーシュFRB議長のタカ派姿勢も考えれば、ドル円はどう考えても上目線になります。

投機?確かにその面もありますが、ファンダメンタルズを真逆にしなければ、この流れは変えることはできません。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠を記述していますが、
 これはマイルールにおけるロング指向の領域を表しています)
cpb26072601
横ばい⇒上昇⇒横ばい⇒上昇⇒横ばいと段階的な上向きの流れが続いています。値幅は180PIPSほどですが、介入が警戒される中では動いた方でしょう。

トレーディングとしては難しかったでしょうか。

そもそも単純に、チャートだけで考えるならば、分かりやすいです。青色ゾーン付近で押目買いをすれば良いだけですから。

しかし、”いつ介入されるか分からない“という普段とは異なる特殊な事情が存在するので、本当に仕掛けられるかどうかは微妙。ロングポジションを持った時に介入されたらショックです。

私はこれまでと同じで”見送り“という判断です。

サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、やはりUSD買い、JPY売りになっていますね。

また、EUR買い、GBP売りでもあるので、介入が気になるのなら、GBPUSDのショート、EURGBPのロングという選択肢が現実的でしょう。最近の私はドルストレート中心にトレードしています。

さて、月曜からの相場ですが、FOMCと日銀金融政策決定会合が控えています。どちらも政策金利は据え置きとの見通しとなっており、ほぼ確実だと思われるので特に波乱はないと思われます。

しかし、ウォーシュFRB議長はかなりのタカ派なので、少しでも物価高の気配があればすぐにでも利上げするでしょう。

引き続きドル円はトレード対象外です。介入待ちですが、次の介入は165円台か?