先週は中東情勢が再び緊迫化するも、相場的には方向感が乏しい展開でした。
まず米・イラン紛争ですが、トランプ大統領が「彼らは病んだ人間だ」と発言し、イランへの本格的な軍事作戦を再度命じる可能性が出てきています。
紛争終結を宣言した覚書の発効から1ヶ月ほどが経過しましたが、その間にも互いに小競り合い、武力行使は行われており、互いが双方に対して覚書違反を非難している状況。
イラン側も覚書については「完全に無価値で信用に値しない」と発言しており、もはや有名無実化しています。原油も再び上昇しており、以前のような紛争状態に戻ることもあり得ます。
通常、地政学リスクが浮上すると「有事のドル買い」となりますが、先週はそれ以上に米消費者物価指数(CPI)が弱含んだことが影響したようでドル安になっています。
前回の米雇用統計も弱かったですし、最近の米指標は弱いものが目立っていますね。景気減速とまではいかないですが、インフレ圧力自体は強まっておらず、インフレファイターのウォーシュFRB議長としては一安心でしょうか。
現状7月のFOMCでの利上げ確率は10%程度まで下がっています。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠を記述していますが、
これはマイルールにおけるロング指向の領域を表しています)

ドル円の直近の高値は162.80円付近ですが、やはり162円台に乗せてくると為替介入が意識されるのでボラティリティが低下してきますね。
先週の値幅は100PIPS程度ですが、CPI時に急落しただけなので実質的な値幅としては50PIPSほどでしょうか。
トレーディングとしては難しかったですね。一応青色ゾーンだけですし、遅行スパンも陽転の期間が長いので、買い目線で見るべきですが、これだけ低ボラティリティだと利確のタイミングがありません。
私は週初にロングしましたが、CPIでストップにヒットしてしまい損切り。その後は低ボラティリティ状態だったのでエントリーは控えました。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認しると、やはりUSDとJPYとでは、ほとんど乖離が起きていないです。これでは値幅は生まれません。
途中GBPが急騰する場面がありましたが、これは英の財務相候補が財政規律重視派であるマフムード氏が指名される思惑から。
さて、月曜からの相場ですが、大きな経済指標は予定されておらず、日本での全国消費者物価指数(CPI)の発表があるくらいでしょうか。しかし日本のCPIはそれほど重要視されなので、為替への影響は小でしょう。
それよりも、半導体関連株の急落による株式の悪化の方が気になります。日経平均の日足チャートの形が悪くなってきているので、それが為替に影響する可能性はありそうです。





