先週の相場は介入警戒と米雇用統計がボラティリティーを生んでくれました。
最近のドル円はファンダに基づく実需の円売りと政府・日銀による為替介入の警戒感との狭間で動きづらく、低ボラティリティの状態が続いていました。
価格的にも162円丁度が壁になった形でそこからは誰も上へ仕掛けない状態でしたが、ようやくファーストペンギンが現れたようで、162円を突破するとそこからは堰を切ったように円売りが追随、ストップを巻き込んで一気に162円台後半まで上げていきました。
この価格帯は1986円以来だそうで、40年ぶりとなる円安水準です。
さぁ、ここから先はいつ実弾介入が行われても不思議ではないレベルです。市場も介入に向けて臨戦態勢に入った状態で緊張感が高まりますが…
そんな中、木曜日にいきなり2円ほどの急落を見せます。これは実弾介入ではなく、あくまでも大口による利確、売り仕掛けの類い。
直後に米雇用統計が控えていますし、週末は米独立記念日で休場になるので、その前に手仕舞っておこうという一部機関投資家の判断でしょう。
そして、その後の米雇用統計は、市場予想を大きく下回り、ちょっとしたネガティブサプライズ。雇用者数の伸びが鈍化したことでドル売り反応。ドル円は更に下げる結果に。
これまでは9月のFOMCまでには利上げが行われるだろうとのコンセンサスでしたが、今回の米雇用統計を受けてその確率は大きく下げています。
片山財務相も一安心でしょうか。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

週前半は上昇トレンドでしたが、週後半は急落からの軟調とハッキリ分かれています。値幅は230PIPSほどで久しぶりの高ボラティリティーです。
しかしトレーディングとしては難しいですね。
先も書きましたが、この価格帯はいつ実弾介入されてもおかしくないレベル。週前半はテクニカル的には、遅行スパン陽転、且つ、青色ゾーンなので、いつもどおり青色ゾーンを背にしての押目買いを狙えばよいのですが、介入で急落されたら即座に損切りされてしまいます。
週後半の急落後も、ここから分かりやすい下降トレンドが続くとは思えず、いくら遅行スパン陰転、且つ、赤色ゾーン状態でもショートはできません。見送りが正解でしょう。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、週前半はUSD>JPY状態であり、週後半はJPY>USD状態であることが分かります。
更に、週を通してGBP買いだったので、GBP関連の通貨をロングする戦略の方が分かりやすかったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、特に大きな経済指標はありません。しかし最近息をひそめているトランプ大統領には注意です。突発的な発言はいつでも起こり得るので。
ちなみに、ドル円に関しては、162円台は実弾介入しないということが判明したので、163円台に乗せるまでは一時的にトレード対象にすることは有りです。





