遅まきながら、新年あけましておめでとうございます。
今年も週一のペースで相場検証していく予定なので、
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年早々能登半島地震が起きて大変なことになりました。
今でも多くの方が避難生活を送っていますが、
早く元通りの生活に戻れることを祈っています。
そして、みんなが心を痛めているこんな現状でも
平気で火事場泥棒的なことをする輩が出てきますが、
本当やめて欲しい。
私は日本の経済が停滞していても、
日本人の民度は今でも世界ではトップクラスだと思っています。
世界に民度を誇る必要は無いですが、
他人を思い利己主義に走らないようにしてほしいです。
政治家も含めて…
で、為替相場に目を向けると、先週は一方的な円安でした。
報道によると、地震が起きたから円安になったと言っていますが何故??
つい数年前までは、日本で地震が起きると、
保険会社が海外資産を売却して円に替えて保険金支払いに充てるから円高になる
と、まことしやかに報道してたのに??
何故今回の地震だけは円安になるの??
こういう報道を見ると、いかに記者がいい加減で、
後付け解釈で都合よく記事を書いているのかが分かります。
経験したことのない人も多いと思いますが、
今から5年くらい前までは、日本で地震が起こるたびに円高になっていました。
それこそ、今揺れ始めた瞬間から、今揺れているそのリアルタイムで
円が買われ、ドル円が瞬間的に下がっていく状況を何度も見てきました。
その時のプレイヤーはもはや存在しないのか…
実際問題として、日本で地震が起きたのに円が買われてた事自体がおかしい。
日本で起きた地震は、日本にとってはネガティブな出来事なんですから、
円が売られるのが当然で、適当な理由付けて円が買われていた昔が意味不明だったわけです。
理由はともかく、地震が起きたらその国の通貨は売られるのが本来の姿で
今回の為替の動きは正常だと言えます。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠を記述していますが、
これはマイルールにおけるロング指向の領域を表しています)
先週は年末年始を挟んでいるので、
チャートの区切りが一定間隔ではありません。
一応、年始からの動きとしては一方的な上昇トレンドになりました。
非常に分かりやすいですね。
いつも通り青色スパンを背にしての押目買い方針で臨めば
期待値>1のトレーディングができたはずです。
私は年始は休んでいたのでこの波には乗れませんでしたが…
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはりJPY売りが目立っていますね。
そして、相対的にUSD買いが優勢になっていますが、
これは米の利下げ思惑が後退したことによるものです。
さて、月曜からの相場ですが、
米消費者物価指数(CPI)が11日に発表される予定です。
先のFOMC議事録で
「金利は予想よりも長くピークに留まる可能性」
が指摘されて利下げ思惑が後退していますが、
今回のCPIの内容如何によっては利下げの確率も変わっていきます。
教科書通り、
CPIが良ければ利下げ思惑後退でドル買い、
CPIが悪ければ利下げ思惑再浮上でドル売り
でしょう。
現在のドル円はボラティリティが大きくなっていますが、
当面は堅調に推移しそうな雰囲気です。