先週も中東情勢を中心としたトランプ大統領の発言に振り回される展開でした。

週中には「イランへの軍事作戦を終了させる用意がある」との報道があり、トランプ大統領が国民向けに演説をする、とのことだったので、当然、イラン攻撃の早期終了、停戦に関する話をするとばかり思っていました。

市場もトランプ演説を織り込むように、”有事のドル買い”の巻き戻しによるドル売り、そして原油安、株高の流れになっていたんですが…

いやいや…まさか…

実際には、「今後2~3週間の激しい攻撃で石器時代に戻す」と発言。真逆の強硬姿勢だったとは…戦争終結宣言ではなく、戦争激化宣言だったとは…

結局、演説では目新しい内容は無く、これまでと同様の軍事作戦続行と捉えられて、再び、ドル買い、原油高、株安に逆戻りです。

本当にもう余計なことは言わないで欲しい。金融市場を振り回さないで欲しい。

フランスのマクロン大統領も「真剣であるなら昨日言ったことと正反対のことを口にするようなことはしない。毎日発言する必要はない」と発言してトランプ大統領を批判していましたね。

同感ですし、みんな思っていることですが、世界一の軍事大国のアメリカの主導者ですから、余計なことを言って怒りの矛先が自分に向くのだけはどの国も避けたいんでしょうね。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb26040501
週初は高値圏から始まりましたが、徐々に持合、そしてトランプ大統領の演説を前にドル安が進行するも、期待が裏切られて再びドル高という流れです。

値幅は220PIPSほどでどちらかというと低ボラティリティの部類か。

トレーディングとしては難しかったでしょうか。以前から私は何度も書いていますが、今はファンダメンタルズの観点から、ショートはしづらい状況という認識は現在も進行中。

先週はショート指向の領域が多かったですが、私はショートしていません。週後半に向けて遅行スパン陽転、且つ、赤色ゾーン抜けを確認してから買い目線となり、ロングしました。

しかし、グッドフライデーにより米国は休場、出来高も少なくて値幅が出ない状況に巻き込まれて、仕方なく小幅利確で終わらせました。

サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、こちらも週を通して明確な強弱はありませんでした。週明けは、JPY買い、USD買い、EUR売り、GBP売り傾向でしたが、どれも長続きしませんでしたね。

基本的に、USD買い、JPY売りの場面を狙っていきたいですが、両方が満たされる場面はありませんでした。

さて、月曜からの相場ですが、先ほど、トランプ大統領がまたしても物騒なことを発言していますね。「地獄のような報いが降りかかるまで、あと48時間だ」とSNSに投稿しています。

おそらくいつものようにTACOトレードだと思いますが、一応注意しておく必要はあります。

そして、経済指標としては米消費者物価指数(CPI)が控えています。これだけ物価高、そして原油高が進行しているのに、これまでの米のCPIは比較的落ち着いているのが不気味。今回も特に変化が無ければ材料視されることは無いでしょう。