先週の相場は政府・日銀による為替介入が実施され波乱の展開となりました。

その前に、まずは中銀による政策金利ですが、FOMC、日銀金融政策決定会合、ECB理事会と、主要国は全て事前の予想通り”据え置き“となりましたが、原油価格の高騰によるエネルギー価格の上昇懸念から、インフレリスクを警戒する姿勢が示されました。

日銀に関しては、利上げ派が前回1人から今回は3人に増えたことがサプライズと受け止められたようで、発表直後は円買いになりましたが反応は一時的。FOMCも金利据え置き派8人、利上げ派4人となり、利上げ派が増えたようでこちらもドル買いで反応。どの中銀もタカ派的な内容だったと言えるでしょう。

そして、米・イラン情勢ですが、膠着状態が続いています。米、イラン共にホルムズ海峡を封鎖しており、協議再開の見通しも立っていない状況。どちらも停戦に向けての条件を提案しているようですが、隔たりが大きいようです。

特に大きな問題は核開発について。米は核開発の完全放棄が条件ですが、イランは核開発を止める気は全く無い姿勢であり、ここが真っ向から対立。180度異なる意見に落としどころなんてあるんでしょうか?

といつもの情勢が続いていましたが…いや、ビックリしました。まさかこのタイミングで政府・日銀が為替介入をするとは…

介入前のドル円は2024年につけた史上最高値である161円94円付近に迫っている状況でした。これまでの介入では、最高値を超えてから実施されるケースがほとんどだったので、今回も少なくとも162円台に乗せるまでは実弾介入は行わないと踏んでいたのですが…

なぜこのタイミングで、なぜこの価格帯で介入したのかは不明。ゴールデンウイーク中で東京勢が不在で出来高が少なくなるため、実弾の金額も少なくて済むから、という理由なのか?

どちらにせよ、今回の介入でドル円は160円台から155円台まで5円ほどの暴落となりました。

ちなみに、介入時に私はロングポジション保有中でした。他の作業をしていてチャートを見ていなかったのですが、いきなりチャートからアラームが鳴り、「何事?」と思って確認したら急落途中、損切りになっていました。

後で確認したら自作EAもロングポジションをとっており、こちらも損切りになっていました。…まぁこんな時もあります。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb26050301
週前半は弱含みから始まりましたが、途中で上昇トレンドが明確に。そのままトレンドが続くと思いきや介入で暴落している様子が分かります。

金曜日にもプチ暴落していますが、これも為替介入ではないかと言われています。週を通した値幅は520PIPSほどで当然ながら高ボラティリティーです。

私は火曜日の遅行スパン陽転、且つ、赤色ゾーン抜けでロングしてそのまま放置していましたが、先に書いたように木曜日の暴落で損切りになりました。その後は当然ながら様子見、トレードできる状況ではありません。

サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、介入時には強烈なJPY買いになっています。そしてサブ的にUSD売りも。

EURGBPも介入時には多少売り圧力がかかったようですが明快ではないですね。

さて、月曜からの相場ですが、引き続き、実弾介入が行われるかどうかに注目です。三村財務官も「大型連休はまだまだ序盤」と発言しており、今後も追加で介入することを示唆しています。

実際、金曜日の急落も介入ではないかと言われていますが、本当に介入したかどうかは数日後の当座預金増減要因などで分かるようです。

また、トランプ大統領が「戦争行為は終結」と米議会に伝達した、との報道がありますが、もしもこれが本当なら週明けはリスクオフから始まるか…つまり、ドル円なら窓開けギャップダウンか…

しばらくドル円は触らない方が良いかもしれません。