先週の相場は比較的落ち着いた展開が続きましたが、週末のジャクソンホール会議で動き出しましたね。

まず週明けは米とカナダの関税合戦の影響でカナダドルが弱かったですが、他の通貨への波及は限定的にとどまり大事には至らず。

その後は特に大きな材料は無く、ドル円も低ボラで横ばい状態でしたが、週末のジャクソンホール会議でウォーシュFRB議長がインフレの高止まりを強く警戒し、早期利上げに前向きな姿勢を示したことで一気にドル買いに傾く展開に。

これでドル円は160円台を回復し、直近介入後の戻り高値を更新しました。

やはりですか。以前から何度も書いていますが、ウォーシュFRB議長は筋金入りのタカ派であり、とにかくインフレだけは押さえたいという思想が明確です。

この発言で9月のFOMCでの利上げ確率が大幅上昇、講演前の利上げ予想は30%台でしたが、講演後は60%ほどになっています。

このあたり、ベッセント米財務長官との考え方の違いが面白いですね。

ベッセント米財務長官はとにかく長期金利の上昇だけは抑えたい⇒ドル安傾向
ウォーシュFRB議長はとにかくインフレだけは抑えたい。⇒ドル高傾向

ドルの観点からみると、二人の政策は真逆ですが、それぞれお互いのことをどう思ってるんでしょうね。気になります。いつしか互いの政策を批判することになったら面白そうですが。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb26083001
週初から比較的堅調な展開が続き、週末のジャクソンホール会議で大きく上昇している様子が分かります。値幅は170PIPS程度でドル円としては平均的か。

トレーディングとしては難しかったか。チャート的には遅行スパンが陽転している期間が長く、青色ゾーンが大半を占めているので、いつも通り青色ゾーンを背にしての押目買いをする戦術になりますが、場中のボラティリティーはそれほど高くなかったので、どこで利確するのが難しかったかもしれません。

理想は週後半に青色ゾーン付近で押目買いロングしてそのままジャクソンホール会議後までキープすることですが、そこまで握力が強いトレーダーがどれほどいるか…

サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、全般的にUSDJPYの関係性になっているので、USDJPYのロングは適切な選択だったでしょう。

その他、EURGBPは方向感が無かったですね。週初はGBP買い傾向になっていたので、私はGBPJPYをロングしたのですが、程なくして反落してしまい上手くいきませんでした。

さて、月曜からの相場ですが、米雇用統計が控えています。前回はサプライズ的な弱さだったこともあり、今回もかなり注目されるでしょう。ウォーシュFRB議長が明確なタカ派姿勢を示したことで、米雇用統計が予想以上に強かった場合、利上げ期待がさらに強まることになりそうです。

個人的にはドル円はいつも通りの買い目線、押目買いを狙うことになるでしょう。