先週は、私が病院を退院して久しぶりにブログ更新を再開した週でしたが、
相変わらずの低ボラティリティの状態が続いていますね。
一応、材料やニュースはそれなりに出ているようですが、
市場が反応しなくなっているのが気になります。
どうしちゃったんでしょうか?
こんなに長期間、低ボラティリティが続くのは私も経験がないですが、
早く通常の相場に戻ってもらいたいです。
では、先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先週はイエレン氏の議会証言がメインイベントでしたが、
反応としてはドル買いなんでしょうか。
確かに証言直後はドル買いに傾きましたが、その動きも一時的で終わっており、
チャート的にはユーロ売りの方が目立っています。
ウクライナ情勢の悪化では、いつも通りのリスク回避の円買い反応でしたが、
現時点では、一過性の反応だけで終わっているようです。
それぞれの通貨ペアの動きを確認してみると、
EURJPYは、スパンモデルを見て分かる通り、週初は買い優勢でしたが、
遅行スパンが陰転、青色ゾーン割れに至ってからは、ずっと売り優勢状態でした。
EURUSDは、イエレン氏の議会証言直後にドル買いの反応で下落した以外は
特に見るべきものが無いですね。週後半には全く動かなくなっています。
USDJPYは、週前半はドル買い、週後半は円買いでしょうか。
チャート的には前半と後半ではっきり分かれていますが、
値幅が小さいのでトレードには不向きですね。
下記は、先週1週間分の1時間足チャートです。
上からEURJPY,EURUSD,USDJPYです。
チャート内に、青色枠と赤色枠がありますが、
青色枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
16日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
17日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
15日のEURUSD、ドル買いの流れに乗ってのショート、
16日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
18日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
こんな感じでしょうか。
ニュースを確認すると、
イエレン氏の議会証言によるドル買いを解説している記事が多いですが、
チャートを見ると、ドル買いよりもユーロ売りと円買いの方が強く出ています。
まぁ、ニュースは元々当てにしていませんが。
週末を迎えての直近の動きとしては、
ユーロ売り>円買い>ドル買い
という力関係になっていると思われます。
EURJPY,EURUSD,USDJPY3通貨ペアともに日足チャートで見ると、
200日移動平均線割れが恒常化しつつあります。
また、ウクライナ上空でマレーシア機が墜落という惨事によって、
米ロ間の緊張が高まっていてリスク回避に動きやすくなっています。
今しばらくは下向きが優勢という事でしょうか。