先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYとの関連で、
スパンモデルを使って復習してみます。

 

先週はUSDJPYが100円突破するかどうか、みんなが注目していたでしょう。
これまでの流れからしたら、早々に突破してもおかしくないと思っていましたが、
実際は100円を突破することなく、徐々に高値を切り下げる動きに。

 

かと言って明確な下降トレンドになるわけでもなく、
下値では買い上げるような動きも見られました。
EURJPYもそうですが、急落してもすぐに持ち直しており、
長い下ヒゲが目立っていますね。

 

このようなローソク足を見ると、
下げれば買いたいと思っているトレーダーが多かったと想像できます。

 

しかし、週末の日銀金融政策決定会合で目新しい材料が出なかったことで、
出尽くしと捉えられたようで一気に急落、経済指標の弱さも手伝って、
下値を拡大する展開で週末を迎えています。

 

大きな流れで見ると、週前半は高値圏からの下落トレンド、
週中盤では一旦持ち直すも、週後半に再度の下落という感じですね。

 

EURJPYとUSDJPYのチャートの形状が似ているので、
おもにJPY主体で動いていたと認識できます。

 

特にJPY買いが目立っていますが、
EURUSDがそのJPY買いの動きにそれほど反応していませんので、
リスク回避的な動きに発展しているわけでもなさそうです。
JPYの単独行動のようです。
fxchart042801
fxchart042802
スパンモデル的には、EURJPYは週初は青色スパン内での動きであり、
方向性が明確でありませんし、週中も遅行スパンが絡んでおり、
持合状態でやりにくいです。
週末の金曜日に関しては、明確な下落トレンドであり、ショートすべき日でしたね。

 

EUSUSDは相変わらず値幅が少ない動きでしたが、
唯一25日だけが、EUR買いとUSD売りの動きがあり、
上昇トレンドとなって独自の動きを見せましたが、それも一時的で終わっています。

 

結果的に、ロンドン時間の監視中にトレードしやすかったのは、
金曜日のJPY買いの流れの中のEURJPYのショート、
くらいでしょうか。

 

それ以外の日は、遅行スパンの位置関係から、明確なトレンド状態とはいえず、
マルチタイムフレーム的にはデイトレしづらい日ばかりだったと言えるでしょう。