先週一週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYとの関連で、
スパンモデルを使って復習してみます。
週前半は金相場の急落とボストンマラソンの爆発事件で
一気にリスク回避の動きが強まりました。
見て分かるとおり、円買いの動きですね。
通常ならリスク回避の動きとなると、円買いからドル買いに波及するのですが、
この時はドルにはそれほど影響を与えなかったようです。
週中盤の上げと下げはユーロ主体の動きでしょうか。
特に下げに関しては、ユーロに関する要人発言がありましたので、
ユーロ主体である事は明白ですね。
週後半にかけてはG20での円安への思惑と発言で
徐々に円売り主体の動きとなっていきました。
全般の流れでは、リスク回避の円買いで始まり、徐々に持ち直してからの
ユーロ買いからユーロ売り、終盤にかけての円売り、という感じですね。
下記チャートは、順にEURJPY、EURUSD、USDJPYの1時間足チャートです。
EURJPYに関しては、上下動が大き過ぎて、遅行スパンの転換と雲の転換の
タイミングが離れすぎてしまい、トレンド判断がしにくかったです。
EURUSDに関しては、相変わらず動きは鈍いですが、
火曜日のブレイクは分かりポイントでしたね。
しかし、この上げはユーロ主体の上げですので、
それほど継続的なトレンドに発展する可能性は低いです。
結果的に、ロンドン時間の監視中にトレードしやすかったのは、
月曜日のリスク回避の流れの中のEURJPYのショート、
火曜日の上値抵抗線ブレイクでのEURUSDのロング、
金曜日のリスク選好の流れの中のEURJPYのロング、
でしょうか。
円に関してはUSDJPYやその他のクロス円は、日足レベルでも高値圏にあり、
相変わらずの円安トレンド継続とみて良いでしょう。
これまでも何かしらの思惑や悪材料、リスク回避という名目で
一時的に円買いの調整が起きる事があっても、結局は円安トレンドに復帰しています。
これからもおそらく似たような展開になる気がしますが、
USDJPYに関しては来週早々に100円トライとなるかもしれません。
仮に100円に到達した場合、トレーダーがどのような行動を起こすのか
注目した方が良いかもしれませんね。
100円到達でとりあえずの目標達成となって下げるのか、
それとも100円という数字上の節目など関係なく上げ続けるのか、
EURJPYにも影響を与えるので、そのあたりの反応を見ていきたいです。