先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。

 

しかし週の後半については、
ECB政策金利とドラギ総裁会見、及び米雇用統計がありましたので、
基本的にはそれらのイベントに振られる展開となってしまいますので、
チャートの重要性が低くなります。
ですので、週中までをチャート検証してみます。

 

スパンモデルを見てみると、
EURUSDが青色スパン上で推移、USDJPYが赤色スパン下で推移しているので、
USD売りの流れが続いていたと認識できます。

 

5月1日あたりからはUSDJPYが徐々に弱持合に移行すると同時に
EURJPYが青色スパン上に上げてきており、
EUR買いの流れに移行している事も分かりますね。

 

つまり、週中までは、USD売り→EUR買いという動きでした。

 

チャート内に青色の四角枠赤色の四角枠を書いてありますが、
青色枠はスパンモデル的に買い優勢であり、ロングが推奨される場面、
赤色枠はスパンモデル的に売り優勢であり、ショートが推奨される場面です。

 

ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
30日EURJPYの円売りの流れに乗ってショート、
1日EURJPYのユーロ買いの流れに乗ってロング、
1日EURUSDのユーロ買いの流れに乗ってロング、
これぐらいでしょうか。

 

どれも途中で反転していますので、適切な手仕舞いポイントを見つけられなければ、
あまり利益が出なかったかもしれませんね。
fxchart050501
fxchart050502
それからECB政策金利、ドラギ総裁会見での動きですが、
ECB政策金利では円売りの動き、ドラギ総裁会見ではユーロ売りの動きであると
分かりますね。

 

そして米雇用統計では、発表直後はメインでドル買い、サブで円売りの動きでしたが、
EURUSDが直近安値に到達した事をきっかけとして、
ユーロ買いが起こっていることも読み取れます。

 

さて、先週終了した段階では、
EURJPYが上昇トレンド、EURUSDが持ち合い、USDJPYが上昇トレンドとなっています。

 

今までは、EURJPYとUSDJPYが上昇トレンドというと
明らかに円売りの影響だったのですが、先週の流れは違っていますね。

 

ユーロ買いとドル買いの影響が強く出ており、円売りはさほど強くなかったです。
USDJPYに関しては再び99円台に乗せてきており、
もしかしたら、次週にも再び100円台へ向けての動きが見られるかもしれません。

 

その場合は、今までの円売り主体ではなく、
ドル買い主体でのトライとなる可能性もあります。

 

過去数年は、5月相場は荒れていますので、来週以降も注意して見ていきたいですね。