先週は予想以上にドル買いが進行した印象です。
直近の指標では、
好調な米雇用統計と鈍化した消費者物価指数(CPI)と
真逆の結果を受けて、
利上げペースのコンセンサスが不明状態に。
報道では、0.5%の利上げが60%、
0.75%の利上げが40%となっていて、
市場も迷っている様子。
FRBメンバーはタカ派姿勢を維持していますが、
これは仕方ない、というか当然でしょう。
市場は常に先走りますから、
利上げしている現段階でその先の景気後退を織り込まれてしまったら、
FRBもたまったもんじゃないでしょうから、
インフレ抑制の手を緩める姿勢は見せないでしょう。
その結果としての先週のドル買いでしょうか。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
一瞬だけショート指向の領域が見えますが、
大部分はロング指向の領域となっています。
値幅は週を通して500PIPSほどで、
現在の通貨ペアの中では最もボラティリティが高い状態です。
トレーディングとしては簡単な部類だったでしょうか、
いつものように青色ゾーンを背にして
押目買い方針で臨んでいけば利益が取れたはずです。
また、サブウィンドの通貨の力関係を確認すると、
やはり、USD買い、JPY売りが目立っていますね。
基本方針としては、
しきい値+0.5より上の通貨を買い、
しきい値-0.5より下の通貨を売ることになりますが、
それに従うと、USDJPYのロングが最もやり易いことになります。
さて、月曜からの相場ですが、
ドル買いがどこまで進行するのかに注目です。
先週のドル円の上昇を見ると、
再度、140円を試しに行く展開も考えられます。
しかし、利上げペースのコンセンサスが不明瞭である以上、
スルスルとドル買い、ドル円上昇とは
ならない気もするんですが果たしてどうなるか。