先週は特に目立った材料もなく、
週後半に向けての感謝祭、ブラックフライデーという流れで、
調整含みの週だったでしょうか。
ここにきて世界中の製薬会社で
ワクチン開発の結果が断続的に報道されるようになってきましたが、
市場の反応は徐々に鈍くなってきています。
まぁ、ワクチン開発ネタは既に二番煎じ、三番煎じなので、
以前のファイザー社のようなリスク選好的な円売り反応は起きないでしょうね。
そして、相変わらずの英とEUとの貿易協議ですが、
毎回のように期限が切迫している旨の報道がなされていますが、
もはや期限なんて関係ないでしょう。
ニュースに一喜一憂するのも疲れるので、
チャートだけを見たほうが良いです。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
週初に大きめに上げましたが、
その後はジリ安の展開になっています。
ちなみに、週初の上げに関しては特に材料は出ておらず、
単なるショートカバーでしょうね。
トレードとしては難しかったでしょうか。
24日のロンドン時間に押目買いはできましたが、
その後は波動も無く、ジリジリと下げるだけでしたので、
ショートのタイミングは取りづらかったでしょう。
他の通貨ペアでトレードしたほうが賢明です。
サブウィンドウの通貨ペアの力関係を確認すると、
週を通して目立った傾向はありませんでした。
GBPは週初は買い圧力が強かったですが、
後半に行くにつれて売り圧力が強くなっており、
貿易協議の不透明感を表しているようです。
また、これまではUSDとJPYは似たような強弱になる傾向がありましたが、
先週に関しては相関性が低くかったようですね。
さて、月曜からの相場ですが、
一応、米雇用統計が控えているものの市場は反応薄でしょう。
また、ワクチン報道にも、トランプ大統領の訴訟問題にも
市場は慣れてきているのでこれらで報道があっても
やはり市場は反応薄でしょう。
体勢に変化なく、今まで通りのドル安の展開を予想します。