先週は年初第一週目でしたが、
それなりに活気づいた展開だったでしょうか。
年明け早々はリスク選好から始まり、
NYダウはまたしても最高値を更新、
ドル円も116円台に乗せて、約5年ぶりの高値水準にまで上昇。
しかし、徐々にダレてきて、
週末の米雇用統計では市場予想を下回る内容となり、
NYダウもドル円も小幅に下落しました。
ただし、失業率は3.9%まで低下していて、
この数字は完全雇用の水準なので、
それほど悲観的な内容とも言えないか。
何はともあれ、これによりFRBの利上げシナリオに変更はないでしょう。
というか、
今年利上げすることが確実になっているにも関わらず、
NYダウが最高値を更新し続けることに私は違和感を感じるんですが。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
年初寄付きからは勢い良く上昇し116円台に乗せるも、
後半に向けて緩やかに下げています。
トレーディングとしては難しかったでしょうか。
乗るとすれば週明けの上昇場面ですが、
押目を付けない上昇だったので
タイミングは難しかったでしょう。
後半に向けては遅行スパンがローソク足に絡み、
雲もローソク足と被る場面が多かったのでエントリーしづらかったでしょう。
また、通貨の力関係を確認すると、
年明けはGBP買い、JPY売りだったことが分かります。
そして、週末の米雇用統計直後には、
USD売り、EUR買いになっています。
米関連の指標発表直後に、
EURがUSDと逆向きの反応を示すケースは結構多いですね。
さて、月曜からの相場ですが、
米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されています。
CPIはインフレの動向を見るために注目されているので
今回もその数字によってはドルが大きく反応する可能性があります。
しかし基本的には、利上げに向かう米と量的緩和を続ける日本との政策差により
ドル円は下げづらい展開になるのではないかと思っています。