先週は前半は方向感を欠く展開でしたが、後半にかけてAIへの過剰投資や信用不安が再燃し、リスク回避の動きが優勢となりました。
まず最近の話題であるフランスの大規模な暴動はまだ収まっていないようですが、とりあえず一旦はピークを越えたか?しかし根本の問題は何も解決されていないので、引き続き警戒は必要。
為替への影響としてはAI関連株の下落主導によるリスク回避の円買いが強く出たようですね。これまでもAIへの過剰投資や信用不安は囁かれていましたが、それが一気に表面化した形。
それにしても、”リスク回避の円買い“とは久しぶりに聞く言葉ですね。既に円には安全資産としての役割は無いですが、消去法的に”ひとまずの置き場“として選択されたようです。人口減少が続き、GDPが6位まで落ち、財政再建が進まない国の通貨が長期的に安全とは思えないですが。
こうした出来事とは別に、先週はセキュリティーに関連する重大な事件が2つ発覚しましたが、個人的にはそちらのほうが気になります。
まずPHPの脆弱性の問題。PHPとはWebページを動的に作成するためのプログラム言語で、世界中の全サイトの約7割で使われていると言われています。
そのPHPにサーバー乗っ取りの危険があることが分かり、世界中のサイトが緊急停止・メンテナンスを実施する異常事態に。高市首相もX(旧ツイッター)で「大至急のお願いです」と注意喚起するほど。
現状ではほとんどのサイトで脆弱性を解消した最新バージョンのPHPに更新されたようで、問題は解決の方向へ。しかし、事の重要性に気付いていないサーバー運用者も一部にはいるはずなので、穴が全て塞がったとは言えない状況でしょう。
そしてもう一つが、GMOお名前ドットコムのデスクトップクラウドで大規模な不正アクセスが起こり、そこで自動売買をしていたユーザがアカウントとパスワードを盗まれ、悪質なEAを勝手に稼働されて口座資金のほとんどを溶かす事態に。
ハッカーは66億円ほどの被害を主張し、100万ドルの金銭を要求しており、現在も解決していない状況。
読者の皆さんには何かしらの影響は出ていないでしょうか?ちなみに、私にとってはどちらも身近な問題ではありますが、幸いにも直接的な影響はありませんでした。
PHPは本ブログでも使っている言語でありますが、サーバー運用者が最新のPHPに更新してくれたので私としては確認作業だけで特にやるべきことはなし。
お名前ドットコムのVPSは以前使っていたのですが、今は使っていません。それというのも、使っていた当時、明らかにVPSの挙動がおかしい事例があり、それの原因追及、改善をお願いしたところ、何も対応してもらえず、結果、自作EAが正常に稼働できなくなったので契約を解除した過去があるんですね。
結果論ですが…まぁ使ってなくて良かったです。でも安心はできません。これを機にVPSをやめて自宅でEAを稼働することも検討しています。
何はともあれ、お名前ドットコムのVPS不正アクセスは日本だけの問題ですが、PHPは全世界の問題。何かしら株価や為替に影響を与えてもよさそうですが、見たところ…あまり影響はないようですね。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

週前半は狭いレンジ的な動きでしたが、週後半に下放れしている様子が分かります。値幅は250PIPSほどで久しぶりに高ボラティリティーになりました。
トレーディングとしては難しかったでしょうか。
週前半は青色ゾーン付近からの押し目買いができますが、中途半端な伸びで終了、途中で反落していますので、トントンか小幅損切で終わった可能性大。
週後半の下放れに乗れたら良いのですが、ファンダメンタルズとは逆向きの動きですからね。乗れたら大幅利益ですが、乗れなくてもそれはそれで適切です。
これまでショートでエントリーしてたら損切になっていたケースも多かったはずで、今回だけショートで大幅利益を期待するのは都合が良すぎますね。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、週前半はGBP買いが強く出ていましたね。よって、GBPJPYやGBPUSDをロングする選択もありでした。
EURはフランスの暴動がまだ影響しているのか、比較的弱い状態が続いています。
さて、月曜からの相場ですが、米、欧州、日本などの主要国の金融政策会合が続きます。今回はいずれも金利据え置きが見込まれており、現状ではその確率も高そうなので、特に波乱なく終わりそうです。
よってまずはAI関連株の行方とお名前ドットコムのVPS不正アクセス問題の行方に注目です。
また、アメリカの中間選挙が近づいてきましたので、それに関連してトランプ大統領が何かしら発言するかもしれません。
個人的にはドル円の買い目線は継続しますが、トレード対象としての優先順位は低めのままです。





