先週は好調な米経済と中東情勢の緊迫化によるドル買いが優勢でしたが、週末に要人発言が連発して、円買い調整で週末を迎えることになりました。
まず、米経済は相変わらず好調ですね。先週もPMI速報値が市場予想を大幅に上回ったことでドル買いが継続、粘着質的なインフレが収まる気配はなく、米10年債利回りも明確に5%を突破、大引けでは5.165%にまで上げてきました。
日本の10年債利回りも上げていますが、大引け時点では3.077%となっており、日米金利差は全く縮まっていません。よって、ドル円は上がらざるを得ない状況なんですが、週末金曜日に要人発言が連発。
ニューヨークで行われた日米首脳会談でトランプ大統領が円安に懸念を表明、高市首相も「一般論として円の過小評価は問題だ」との発言。さらに、ベッセント米財務長官も「日本の強固なファンダメンタルズを反映した強い円が望ましい」との発言もあり。そして片山財務相も「投機的な動きには断固措置」といつも通り。
こうした一連の口先介入が円の買い戻しの動きを誘発し、ドル円は金曜日だけで2円ほど下落しましたが…
なんかもう…円を買わせるのは口先介入しか方法がないんですね。
まぁ当然といえば当然で、日本の積極財政、脆弱なファンダメンタルズを考えれば、円を買う材料は皆無。
日本の強固なファンダメンタルズ?いやいや、誰も強固なんて思ってないですよ。
投機的な動き?いやいや、日本円から逃れたいという実需ですよ。
円の過小評価?いやいや、現状でも過大評価ですよ。
円が強くなってほしいのなら、円が強くなるような政策をしないとね。市場は冷静ですよ。市場は見抜いていますよ。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

週の序盤から上昇トレンドが継続していましたが、週末に大きく下落している様子がわかります。値幅は250PIPSほどで高ボラティリティーです。
トレーディングとしては標準的な難易度か。これまで通り、遅行スパン陽転、且つ、青色ゾーン付近からの押し目買いで対応できますが、途中で短期的な急落も散見されるので、そこで損切りストップラインに引っかからないかどうかだけが注意です。
週末には遅行スパンが陰転して赤色ゾーンに変わっていますが当然ショートすることはありません。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、やはり全体を通してUSD買い、JPY売りが優勢となっているので、USDJPYのロングは適切な選択だったでしょう。
その他ではGBP売りも明確だったのでGBPUSDのショートでも良かったですね。
さて、月曜からの相場ですが、週末の下落がさらに進行するかどうかに注目ですが、これまでの流れを見ていると、口先介入だけで長期のトレンドを変えることは無理なので、ほどなく円売りに回帰しそうな感じがします。
しかし、予想でロングすることはできないので、ちゃんとスパンモデルの変化を見て対応します。
また、週末には米雇用統計が控えています。前回はサプライズ的な強さだったですが、今回も堅調だと更なるドル買いにつながりそうです。





