先週も新型コロナウィルスの感染拡大がメインテーマでしたが、
市場はもうそろそろ先を織り込み始めたのでしょうか、
買い戻しの気運に変化しています。

まだまだ感染拡大が収まったわけではないですが、
ワクチン開発に関連する報道も徐々になされるようになり、
市場はそれに期待しているようにも見えます。

しかし、実際問題として中国経済への不透明感は増しており
世界的な景気減速懸念も強まっているので、
このタイミングで楽観論に傾くのは時期尚早だと思うんですが。

またこれとは別に、先週は米雇用統計の発表もありましたが、
予想通り反応薄でしたね。

米金利は現状水準が心地良いようです。

では、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb20020901
週初は弱含みの展開でしたが、
遅行スパンが陽転し、雲を超えてからは
明確な上昇トレンドへ転換しました。

青色ゾーンよりも上で推移していたので、
ロング指向で臨んでいけば問題はなかったはずです。

次に、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通してUSD買いになっていることが分かります。

また、JPY売り、GBP売り傾向でもあったので、
通貨の強弱の観点からは、USDJPYのショート、
もしくは、GBPUSDのショートが候補となったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
引き続き新型コロナウィルスに関連する報道に注目です。

今のところ収束の予兆は全く見られず、
また、WHOにも期待できない状況なので、
このまま感染拡大が続きそうな雰囲気です。

しかし、先週の市場の雰囲気からすると、
十分に織り込んだようにも見えるので、
このまま感染者が増えたとしても、
反応は鈍いかもしれませんね。

まぁ、幾何級数的な感染拡大になったら別でしょうが。

またテクニカル的には、
ドル円は110円手前で止められているので、
ここを超えることができるのかに注目です。