先週は米独立記念日があったので比較的落ち着いた週でしたが、
徐々にリスク回避的な動きになっていきました。

ウィルスも変異株、デルタ株への警戒感が増してきており、
日本では4度目の緊急事態宣言、
このまま宣言下でオリンピックを迎えることになります。

世界的には景気回復を望んでいるが、
ワクチン接種してもコロナウィルスがなかなか減らない現状に、
不安感が徐々に広がっているようにも見えますね。

その証拠?でもないと思いますが、
NYダウはまたしても最高値を更新しており
テーパリング、利上げなんてまだまだ先の話だと市場は認識しているようです。

初心者ほど理解しづらいと思いますが、
今のNYダウの好調ぶりは景気回復を期待しての上げではなく、
景気停滞が長期に及ぶことを見越しての上げなので、
あまり嬉しい状況とは言えないでしょう。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、赤色四角枠を記述していますが、
 これはマイルールにおけるショート指向の領域です)
cpb21071101
全般的に赤色ゾーンが大半を占めており、
遅行スパンも陰転の場面が多かったので、
売り目線で臨むべき週でしたね。

一番の狙い目は8日の急落場面ですが、
急落した時間帯は日本時間の14時台でしたので、
この時にチャートを見ていられたトレーダーは少なそうです。

私の場合、トレード開始が16時からで、
この日、チャートを見た時には既に急落している最中だったので
もちろんショートエントリーできずに見送りでした。

自分のタイミングでエントリーできず、
後追いのような形で遅れてのエントリーはやりたくないですから。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
全般的にJPY買いが優勢でした。

よって、先週のドル円の下落はJPY買い主導であったと分かります。

さて、月曜からの相場ですが、
消費者物価指数(CPI)の発表が予定されていますね。

インフレ指標として最近注目されているCPIですが、
今回も高い数値が出そうです。

ベースは2.0%ですが、今回は4%台が出る?

しかし、どれだけ高い数値が出たとしても、
FRBは”インフレは一時的”というスタンスをとっているので、
サプライズ的に高い数値でなければ
市場は大きく反応することはなさそうです。