先週のマーケットは様子見ムードが強めだったですが、
NYダウは過去最高値を更新し、米雇用統計もそこそこの内容だったことから、
どちらかというと堅調推移といって良いでしょうか。

直近のFOMCでFRBがタカ派に傾斜していることが確認されてからは、
テーパリングの見通し思惑に市場の関心が移っており、
その影響でドルが強含む場面が多いですね。

ドル円に関しては、先週に111円台にまで乗せてきて、
コロナショック以前の水準に戻ってきています。

また、週末の米雇用統計は、
直近で2カ月連続でネガティブサプライズだっただけに、
市場の注目も大きかったですが、
結果的には今回はそこそこの?まちまちの?内容。

仮に、これがまたしてもネガティブサプライズだったら
テーパリング議論の後退もあったでしょうが、
とりあえず”not too bad”だったので、
一安心といったところでしょうか。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb21070401
週前半は停滞気味に推移していましたが、
週半ば頃から上昇トレンドに転換していきました。

丁度、上昇トレンドへの転換日が7月1日だったので、
月末月初のフロー関係で一気にドル買い需要が起きたのでしょうか。

トレーディングとしては週前半は売り優勢であるものの、
低ボラティリティなのでエントリーしづらいですね。

週中以降にようやく上向きに動き出しましたが、
ファンダメンタルズ的なドル買い向きと一致するので、
ロングすることはできたのではないでしょうか。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはりUSD買いが強めにでていますね。

更には、EUR売り、GBP売りも起きていたので、
通貨の強弱の観点からすると、
EURUSDのショート、GBPUSDのショートの方がトレードしやすかったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
FOMCの議事録公表が注目されます。

前回のFOMCはタカ派へシフトした重要起点なので、
その内容次第では更なるドル買いも想定されます。

よって、基本的にはドル買いに沿って仕掛けることになりそうです。