先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。

先週は米感謝祭ウィークという事もあってか、
あまり動意づく場面はなかったですね。

ボラティリティも低めで、
これまでの円売り、ドル買い相場の調整週だったようです。

しかし、日足チャートを見てみると、
USJPY,EURJPYの上昇トレンド、EURUSDの下降トレンドに変わりはなく、
トレンドを転換させる気配はチャートから読み取る事はできない状況です。

調整には時間調整と値幅調整の2種類ありますが、
今回は時間調整ばかりとなっていて日足レベルでは振幅は起きていないですね。

終盤には、再び円売り、ドル買いに回帰している様子が伺われるので、
月曜以降は、再びUSDJPYの120円台トライの動きとなるかもしれません。

という事で、先週の各通貨ペアの動きを確認してみます。

下記は、先週1週間分の1時間足チャートです。
上から順にEURJPY,EURUSD,USDJPYです。

チャート内に、青色枠赤色枠がありますが、
青色枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています。

EURJPYは、週を通して、上昇、ボックス、上昇という展開でした。
遅行スパンがローソク足に絡んでいる期間が長くて
エントリーしづらい状況でしたが、終盤ボックスを抜けてきたので、
再び上昇トレンドになる可能性が高いですね。

EURUSDは、上昇トレンドから下降トレンドへ転換という流れで、
全般を通してドル主導で動いていたようです。
やはり、遅行スパンに沿って仕掛けていれば問題なかったですが、
私の監視時間帯であるロンドン時間以降には明確なタイミングは無かったですね。

USDJPYは、これまでの一方的な上昇トレンドの調整の動きで、
週前半はドル売りによる下落となりましたが、
週後半には早くも上昇トレンドに回帰して高値付近で引けています。

現状で、USDJPYをショートで仕掛けるのは心理的抵抗がありますので、
遅行スパンの陽転を確認してのロング方針が良いでしょう。
FXchart14113001
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
27日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
28日のEURJPY、円売りの流れに乗ってのロング、
28日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、

これくらいしかないですね。

ボラティリティが低かったせいか、
先週はロンドン時間以降に分かりやすいエントリーポイントはあまりなかったです。

それに、やはり現状ではユーロ主体の動きに乗ってもあまり値幅は出ないですね。

週末を迎えての直近の動きとしては、
円売り>ドル買い>ユーロ不明
という力関係になっていると思われます。

月曜日からは、早くも師走相場ですか。

今年も残り1ヶ月ですが、徐々に市場参加者が少なくなってきて、
明確なトレンドが発生しないケースも増えてくるでしょう。

一応、円売り、ドル買い、ユーロ売り方針で臨んでいきますが、
今年の残りは、年末に向けて、これまでの日足レベルのトレンドの調整相場だけで
終わってしまう事もあり得ますので、あまり無理をせずに臨んでいきたいですね。