先週の相場としては、週の前半は方向感がハッキリしない状態が続きましたが、
後半のドラギECB総裁の会見を起点として一気に動き出しましたね。
事前のニュースを見た限りでは、
ドラギECB総裁の会見ではサプライズな要素は無く
これまでの発言を踏襲するものと思われていたようですが、
実際には予想以上に追加緩和を強調した発言となったようで、
市場はユーロ売りで大きく反応しました。
これによってしばらくはユーロは弱い状態が続くんでしょうか。
では今回も、テスト開始から38週経過分の収支曲線を公開します。
トータルの成績ですが、前回+34.92%で、今回+34.31%なので、
この1週間で、-0.61%の減少となりました。
ほぼ変わらずという結果となりましたが、
週前半の持合相場で小幅に損切りを繰り返し、
週後半のトレンド発生時に大きく利益を伸ばして、
なんとかトントンで終了させたという感じでしたね。
先週はドラギ総裁会見後のユーロ売りのトレンドに乗れたかどうかが
注目ポイントでしたが、そのあたりをチャートで確認してみましょう。
以下は、先週1週間分のEURUSDの1時間足チャートで、
私のEA群の中の1つであるブレイクアウト系のEAが
どこでエントリーし、どこで決済したのかを示しています。
(B)はBUYを表し、青点線でロングのエントリーから決済までを表しています。
(S)はSELLを表し、赤点線でショートのエントリーから決済までを表しています。
週前半の方向感の出ていない相場展開の時には、
ブレイクでのエントリーがダマシとなり、小幅損切りで凌いでいて、
後半のトレンド発生時に大きく取るようになっています。
全体的には3勝3敗ですが、トータルでプラスになっているので、
このEAは予定通りの挙動と言えます。
最近はファンダメンタル的な変化をもたらすような大きな材料は出ていなくて、
収支曲線も地味ながらジリ高基調を維持していましたが、
先のドラギ総裁会見を発端として再度ユーロ売りが注目されるんでしょうか。
中長期的なファンダメンタルが変わると、トレンドの質も変わってくるので、
今後は注意が必要かもしれません。