先週は英のEU離脱修正案の採決先送りを受けての週でしたが、
思ったほどリスク回避の動きにはなりませんでしたね。

英のEU離脱に関しては、私は細かい時系列的な流れの全てを
把握しているわけではないですが、
とりあえず現時点においては、
10月31日までの合意離脱は不可能で、
離脱延期による継続審議となるようです。

そして、様々な憶測も飛び交っていて、
総選挙の可能性も残されているんだとか。

また、EU離脱問題の陰に隠れていますが、
米中通商協議は順調に進展しており、
こちらは一部合意も近そうです。

では、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb19102701
それほど明快な方向性はありませんでしたが、
概ね下落傾向になっていましたね。

赤色ゾーンを背にしてショート指向で臨んでいけば、
大きく外すことはなかったでしょう。

途中、一時的にロング指向になる場面もありましたので、
ここで焦ってロングしていたら損切になっていたでしょうね。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
GBP主体で上下動している様子がわかります。

そして、それに追随するようにEURが動いている印象でしょうか。

さらには、USDJPYが似たような動きになっていますが、
このように通貨の力関係に差が出ていない通貨ペアでは
トレードしないようにしましょう。

実際、USDJPYのチャートは
こんな感じで全く動いていません。
cpb19102702

反対に、通貨の力関係に差が出ているGBPUSDでは
こんな感じで高ボラティリティーになっています。
cpb19102703
このような通貨ペアでトレードしていきたいですね。

さて、月曜からの相場ですが、
FOMC、GDP、そして週末には米雇用統計も控えていて、
ドルを主体とした重要イベントが満載です。

また、相変わらず英のEU離脱問題にも注目ですが、
離脱延期となった時の次の期限は来年1月31日になっています。

なので、仮にEUが延期を承認した場合、離脱問題に関しては、
当分の間は、相場の主要なテーマから外れるかもしれませんね。