先週はFOMC、GDP、米雇用統計、ISM製造業景況指数と
米関連の重要指標満載でしたが、
結果的にはドル売り方向へ傾きましたね。

特に注目だったのがFOMCで、
事前に予想していた通り0.25%の利下げとなるも、
その後のパウエルFRB議長の発言で、
利下げ打ち止め感を出さなかったために、
ドル売りが再燃する格好になりました。

現状、まだ利下げサイクルの最中という認識でよいでしょう。

また、英のEU離脱問題に関しては、
離脱期限を来年1月31日に延期することで合意、
これにより切迫した状況からは解放され、
当面、市場のメインテーマからも外れた感じでしょうか。

では、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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週中まではほとんど動意がなかったですが、
FOMCをきっかけにして動き出した様子が分かります。

FOMC後の初動は上向きに動き出したものの上ヒゲで終わったので、
それにつられて買ってしまったら損切りになっていたでしょうね。

週後半は下降トレンドになるも、
赤色ゾーンが抵抗線になっていませんでしたので、
ブレイク系でのエントリーのほうがやりやすかったでしょうか。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通してのはっきりとした傾向はみられなかったですが、
概ねGBP買いだったでしょうか。

また、FOMC後にはUSD売りになっている様子も分かります。

さて、月曜からの相場ですが、
EU離脱問題は先送り決定となり、
米関連の重要イベントも終わったことで、
再び米中貿易協議に目が行くでしょうか。

トランプ大統領の不定期なツイート発言には注意ですが、
基本、主要通貨ペアはレンジ相場になりそうです。