夏休み、お盆休みが終わって
それなりのボラティリティーを期待していたんですが、
先週はハッキリした方向性が見えなかったですね。

主要通貨ペアはどれもレンジ的な動きのままで、
このまま大引けを迎えるのかと思っていましたが、
週末の金曜日、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の演説を
きっかけにして、ようやく動き出しました。

その発言内容から、”追加利下げの示唆”と市場は捉えたようで、
一気にドル売りに傾いています。

さらには、米中の関税合戦も再燃し、
リスク回避の円買いも起きています。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートで振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb19082501
見てのとおり、週末金曜日に大きく下げるまでは
レンジ相場となっています。

もちろん、後から振り返れば誰でもレンジ相場だと分かります。
重要なのは、リアルタイムでレンジ相場だと認識できるかどうかです。

となると、先々週の流れを踏まえて、
週初のロング指向領域でロングエントリーするのは仕方ないですが、
そこでトレンドにならなかったことで、
レンジを警戒すべきですね。

さらに、4時間足のチャートや通貨の力関係なども併せて確認すると、
レンジの兆候も見えてくるでしょう。

週末の急落は、ジャクソンホールでの
パウエル議長の発言によるものです。

また、サブウィンドウも通貨の力関係を確認すると、
週前半は強弱の偏りが少ないですね。

途中、一気にGBP買いになっていますが、
これはEU離脱に関する要人発言によるものです。

週末のパウエル議長の発言では、
USD売り、JPY買いになっていますが、
この時は既に大引け間近だったので、
この流れに乗るのは困難だったでしょうか。

さて、月曜からの相場ですが、
米中貿易摩擦問題での関税合戦が再開したので、
それを市場がどのように捉えるかです。

さらには、パウエル議長の発言が追加利下げと捉えられたので、
ドル売りの流れが中期的に継続するかどうかです。

以前、パウエル議長は、
「利下げサイクルではない」と発言していましたが、
もしも、次のFOMCでも利下げすれば
明らかな利下げサイクルになります。

ドル円は中期的に100円割れも?!、、、まさかねぇ。。