先週は米中貿易摩擦問題がさらに深刻化した週となりました。

中国側は人民元の基準レートを引き下げ、
それに対して、米国側は中国を為替操作国に認定して、
対立がさらに激化しています。

そして、度重なるトランプ大統領の中国に向けての発言、
さらに、FRBに向けての発言で市場は振らされています。

これに比べたら日韓の対立なんて、
世界に与える影響は軽微ですし、
まだまだ可愛いもんでしょう。

そしてなぜだか、
9月のFOMCで追加利下げの期待が高まっているんだとか。
しかも、0.5%の利下げ!?

前回の利下げは予防措置だったはずですが。。。

もしも本当に実施されたら、
既には利下げサイクルに入っていると認識したほうが良いですね。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートで振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb19081101
先々週の急落を受けての流れでしたが、
先週は安値圏での乱高下模様でした。

プライスアクション的には、
105円50銭あたりでサポートされる動きも見られましたが、
週末には割れています。

しかし、下に向けて走り出すような感じでもないですね。
下攻めもやり難いんでしょうか。

スパンモデル的にも売り優勢の場面が多く、
ショート指向でトレードしていれば問題なかったでしょう。

途中、買い戻しによりロング指向に転換した場面もありましたが、
MTF的にもファンダメンタルズ的にもロングは確率が低いので、
ここでのトレードは控えたほうが良いですね。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通して明確な強弱は無かったですが、
概ね、JPY買い、GBP売り傾向になっています。

よって、GBPJPYのショートがやり易かったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
もうそろそろ市場は夏休み、お盆休みになります。

となると、市場参加者が少なくなることが想定されますが、
そんな中、米中貿易摩擦問題で新たな材料が出てくると、
急騰急落という反応も起こり得ます。

特にUSDJPYに関しては、105円割れ、
年初のフラッシュクラッシュの安値割れが明確になると、
意外とスルスルと下げるかもしれませんので注意が必要です。