先週の後半には自律反発的な感じで、円売り、ユーロ買いが起こり、
先々週までとは反対向きの流れとなりました。

しかしこれに関しては、特に円が売られる理由が出てきたわけでは無く、
また、ユーロが買われる理由が出てきたわけでも無いので、
単なるテクニカル的な要因に過ぎないのでは、という印象を持っています。

週末の米雇用統計では、それなりに良い数字が出たようですが、
その見解は分かれており、継続的なドル買いは起こっていないです。

米雇用統計に限らないですが、こうした数字による市場の反応の仕方によって
今がどのような雰囲気なのかが、ある程度推測できますね。

という事で、今回はEURUSDの動きを復習してみましょう。

以下は、先週1週間分のEURUSDの1時間足チャートです。

チャート内に、青色枠赤色枠がありますが、
青色枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています。

そして、サブウィンドウは、私が独自特典として提供している
MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです。
eurusd1h160306
サブウィンドウのラインを見ると、
週明けはドル買い、ユーロ売りが強く出ていますので、
まずは、EURUSDのショートが狙い目だと分かります。

チャート上も赤色ゾーンの下での推移が続いていますので、
その間はずっと売り目線で見ていれば、方向性を外す事はないはずですね。

また、終盤には上昇トレンドに転じていますが、
これもサブウィンドウのユーロとドルのクロスを見ていれば、
どの時点から買い目線に変更すべきなのかも分かります。

ちなみに、先週の中盤以降はポンド買いが目立っていますので、
GBPJPYのロングにシフトチェンジしても良かったでしょう。

実際、下記のGBPJPYの1時間足チャートを見て分かる通り、
中盤以降は、綺麗な上昇トレンドになっていますので、
タイミングもとりやすかったでしょう。
gbpjpy1h16030602
サブウィンドのラインの変化を見つつ、今一番通貨の力関係がハッキリしていて、
トレンドが明確になっている通貨ペアを選択するのもトレード戦略の1つです。