先週の為替相場は夏休みシーズンが終了したという事で、
それなりに動いてくれることを期待したんですが、
持合傾向の場面が多かったですね。
ニュースでは、持合になっている理由を、
ジャクソンホール会合でのイエレン氏の発言待ち
としていましたが、
金曜日にその会合があり、イエレン氏の発言によって、
週末の土曜日にようやく動き出してくれた感じです。
そのあたりの動きをUSDJPYで復習してみます。
以下は、先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートです。
チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています。
そして、サブウィンドウは、私が独自特典として提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです。
見ての通り、週末金曜日の23時までほとんど動意がありませんでした。
一応、スパンモデルの条件的には
ロング指向、ショート指向の場面もありましたが、
4時間足レベルでもスクイーズ状態となっていますし、
サポレジとの関連、及び、ダウ理論の立場からも
エントリーできるようなチャート形状ではなかったと言えるでしょう。
サブウィンドウの通貨の力関係を見ても、
週を通して、USDとJPYの相対的な強弱の差は出ておらず、
やはり、USDJPYはトレード対象通貨ペアとしては適切でなったと判断できます。
では、どの通貨ペアが良かったのかというと、
まずは、GBP買いが継続していたので、GBP関連を選ぶべきでしょう。
相手先の通貨としては、
週初はUSDで、週中からはEURが適切であったと分かります。
実際、EURGBPのチャートを見ると以下のようになっています。
GBP買いとEUR売りの相乗効果で明確な下降トレンドとなっていますので、
これならショート主体でエントリーを考えられますね。
EURGBPってそれほどメジャーな通貨ペアではないですが、
通貨の強弱の面では、トレンドが出ているケースも多く、
個人的には注目している通貨ペアです。