先週は週末に米雇用統計の発表がありましたが、
反応は限定的なものにとどまりましたね。

それよりも市場の意識は米大統領選に向いています。

1週間前にクリントン氏のメール問題が浮上しましたので、
先週は、週初からその反応を探る展開となりましたが、
思った以上に深刻な事態のようですね。

そのあたりの動きを先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートで復習してみます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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週明けは比較的落ち着いた動きでしたが、米大統領選の事前調査で
クリントン氏の支持率が下がっている事が判明してくるにつれて
リスク回避による下降トレンドとなっていきました。

チャートの形状的には分かりやすい部類に属すると思いますが、
トレードするには時間帯が悪かったですね。

監視時間のロンドン時間、NY時間前半には
それほど大きな下向きの動きにはならなかったので、
取れそうで取れないチャート形状だったかもしれません。

サブウィンドウの通貨の力関係を見ると、
やはり、週をとおしてUSD売りが目立っています。

しかし、相手側の通貨選択は難しかったですね。

週をとおして買われた通貨はなく、
EURJPYGBPが日替わりで買われている様子が伺われます。

さて、今週の米大統領選ですが、8日(火)に開票が始まり、
日本時間の9日(水)の午後に大勢が判定すると言われていますので、
その間のトレードは注意してくださいね。

州の結果毎に大きく振れる可能性がありますので、
手出ししない方が良いかもしれません。

一般的には、
クリントン氏が勝利すると、ドル買い円売り
トランプ氏が勝利すると、ドル売り円買い

といわれていますが、
現状ではクリントン氏が負けた場合のリスク回避の動きが先行していますので、
仮に、クリントン氏が勝った場合はドル買い円売りの反動は大きそうです。