G20が閉幕したので、現在の急激な円安に対する各国の牽制発言も
徐々に収まると思われ、改めて円安の動きが再開するのでは、
と予想したのですが、先週はそのような動きはほとんど無かったですね。

 

最近にしては珍しく、円が主役にならない週でした。

 

ユーロ圏に対する相次ぐ経済指標の悪化でEUR関連通貨ペアが急落していて、
ようやくEURJPYも、日足レベルで調整から弱含みの展開に移行しつつあります。

 

その影響でEURJPYは大きな時間足では方向性がなくなってきています。
となると、デイトレにも多少なりとも影響が出てきますね。

 

下記は、EURJPYの先週1週間分の1時間足チャートです。
fx-chart-eurjpy0224

青色枠は遅行スパンが陽転していて買い優勢の状況、
赤色枠は遅行スパンが陰転していて売り優勢の状況です。

 

週前半はやりにくかったですね。
陽転、陰転が交互に繰り返され、明確なトレンド状態になりませんでした。

 

私の監視時間帯であるロンドン時間から深夜の24時付近までの動きとしても
ほぼ横ばい状態で、やりにくい時間帯であったことが分かります。

 

週後半にかけての下落も、監視時間帯外で起きており、
その後の更なる下落に追随するには勇気がいる状況でした。

 

週末にはこのように1時間足チャートを復習しつつ、
その時の判断は適切だったのか、ルール違反はしてなかったのか、など
トレードの反省をしています。

 

今週からも不確定要素の多いイベントが控えていますね。

 

イタリヤ総選挙だったり、日銀総裁人事だったり、
また、米の歳出強制削除の発動期限も間近に迫ってきています。

 

どれが市場のテーマとして持ち上げられるかにより、
EUR主導、JPY主導、USD主導の相場というように変わってきます。

 

その時のニュースを逐一チェックすることも必要かもしれませんが、
私たち個人トレーダーが出来る、もっと重要な事は、
ストップを置く事
です。

 

一瞬のうちに吹き荒れる荒波(ニュース、要人発言)に
さらわれないように注意したいですね