G20が閉幕したので、現在の急激な円安に対する各国の牽制発言も
徐々に収まると思われ、改めて円安の動きが再開するのでは、
と予想したのですが、先週はそのような動きはほとんど無かったですね。
最近にしては珍しく、円が主役にならない週でした。
ユーロ圏に対する相次ぐ経済指標の悪化でEUR関連通貨ペアが急落していて、
ようやくEURJPYも、日足レベルで調整から弱含みの展開に移行しつつあります。
その影響でEURJPYは大きな時間足では方向性がなくなってきています。
となると、デイトレにも多少なりとも影響が出てきますね。
下記は、EURJPYの先週1週間分の1時間足チャートです。
青色枠は遅行スパンが陽転していて買い優勢の状況、
赤色枠は遅行スパンが陰転していて売り優勢の状況です。
週前半はやりにくかったですね。
陽転、陰転が交互に繰り返され、明確なトレンド状態になりませんでした。
私の監視時間帯であるロンドン時間から深夜の24時付近までの動きとしても
ほぼ横ばい状態で、やりにくい時間帯であったことが分かります。
週後半にかけての下落も、監視時間帯外で起きており、
その後の更なる下落に追随するには勇気がいる状況でした。
週末にはこのように1時間足チャートを復習しつつ、
その時の判断は適切だったのか、ルール違反はしてなかったのか、など
トレードの反省をしています。
今週からも不確定要素の多いイベントが控えていますね。
イタリヤ総選挙だったり、日銀総裁人事だったり、
また、米の歳出強制削除の発動期限も間近に迫ってきています。
どれが市場のテーマとして持ち上げられるかにより、
EUR主導、JPY主導、USD主導の相場というように変わってきます。
その時のニュースを逐一チェックすることも必要かもしれませんが、
私たち個人トレーダーが出来る、もっと重要な事は、
「ストップを置く事」
です。
一瞬のうちに吹き荒れる荒波(ニュース、要人発言)に
さらわれないように注意したいですね