先週の流れは、まず週初はドラギ総裁による金融緩和打ち止め発言によって
ユーロの買い戻しの余韻からスタートし、
その後、特にユーロの反応が見られないままでFOMCを迎えました。

そしてFOMCでは利上げのペースがゆっくりになるとの思惑によって
ドル売り反応となり、その流れのままで週末となっています。

以前から年内の利上げは年4回から年2回に減るのでは
という話題は出ていましたので、
今回の利上げ見送りは特に驚く事ではないですが、
素直にドル売りに反応したのはちょっと意外でしたね。

先週の後半は久しぶりにドル主体の相場展開となりましたので、
そのあたり、EURUSDのチャートで復習してみましょう。

以下は、先週1週間分のEURUSDの1時間足チャートです。

チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています。

そして、サブウィンドウは、私が独自特典として提供している
MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです。
cpb16032001
週中にかけてじり安傾向になっており、
この1時間足チャートだけ見ていると、下降トレンドになっていますが、
先々週までの流れ、及び4時間足チャート以上を確認すると、
ショート向きの形状ではないですね。

通貨の力関係も明確なユーロ売り、ドル買いというわけでもないので、
他に形の良いチャート形状の通貨ペアがあれば、
ここで無理にショートする必要はないかもしれません。

そして、FOMC直後からの急激なドル売りです。

サブウィンドではドルの強さは赤色ラインで表示していますが、
週末までドル売りが継続している事が分かりますね。

今回のFOMCを受けたドル売りが長期的な流れにまで発展するのかは分かりませんが、
とりあえず今週はドル売り目線から始まりそうです。

相手の通貨としては、青色ラインのポンド買いが強いので、
GBPUSDのロングがひとまずの候補となります。