USDJPYは先週も高値を更新して
115円を捉えようかという位置まで迫ってきましたが、
これまでのような一方的な上昇トレンドではなく、
ときおり調整の下げを挟むようになってきました。

もうそろそろトランプラリーも鮮度が落ちてきて、
ようやく終了間際でしょうか?

先週末の米雇用統計は予想を下回ったようですが、
想定の範囲内だったようで、
発表後もチャート上には大きな変化は無く、
12月の利上げは確実視されているようです。

米雇用統計からは完全雇用に近づいた状態となっており、
NYダウも高値更新を続けており、
数字的には景気回復どころか順調そのものに見えるんですが、
トランプ氏が米の次期大統領になったという事は、
米国民の半数以上はそれを実感していないんでしょうか。

日本と同じ構図なんですね。

では、先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。

チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb161204
週明けは調整の下落から始まりましたが、
すぐに上昇トレンドに回復しています。

4時間足以上の方向性に従うなら、
週初の下落には乗らない選択が正しかったでしょう。

週中に大きな上昇トレンドとなりましたので、
これに乗れれば十分でしたね。

サブウィンドウの通貨の力関係を見ると、
USD買いの流れはほとんど見られず、
先週のUSDJPYの上昇はJPY売り主体であったことが分かります。

また、久しぶりにGBP買いが強く出ましたね。

週半ばからはGBP買いとJPY売りの相乗効果を受けられるGBPJPYでのロングが
最も利幅が出たトレーディングでした。

さて、現週末にはイタリア国民投票とオーストリア大統領選が
控えていますので、週初の寄付きはギャップで始まりそうな気がします。

もちろん、上か下か、どちらにギャップするかは分かりませんが。

また、ECB理事会も控えているので、
明日の月曜日以降はユーロ主体で相場が動意づく可能性が高そうです。