FOMCと日銀金融政策決定会合を無難に通過したので、重要経済指標のない先週は落ち着いた相場展開になると思っていましたが、週後半にかけてドル高円安が強まる展開、ドル円は日足で見ると、久しぶりに200日移動平均線を超えてきて、長期的に上優勢の展開に変化してきています。
意外でしたね。材料のない中でドル円は上昇です。いや、どうなんだろう、もしかして自民党総裁選が影響してる?
現状では高市氏 vs 小泉氏という構図になっていますが、これまでの彼らの政策を考えると、高市氏で決まれば円安、小泉氏で決まれば円高になると予想する報道が多いです。
そんな中、小泉氏陣営による「ステマ指示問題」が露見、要するに、ネットを使って歪曲した意見を流して、世論を誘導しようとしていたわけです。
しかもその文面までをもリスト化してしていたとは…これほどまでのヤラセ行為をするような人が総裁になっていいのか、という機運が高まり、小泉氏が総裁選から一歩後退、相対的に高市氏が優位となり、それが円安につながった可能性があります。
それにしても…先の参議院選挙でSNS活用の重大性、危険性を鑑み、自民党はSNS規制について議論を進めているはず。その自民党自体がSNSを使ってネット世論を操作しようとしていたわけです。自ら規制すると言いながら裏では利用していたわけです。本当…いい加減にしてほしい。
個人的には小泉氏が総裁になろうがどうでもよいですが…まぁ彼は若いですからね、どうせいつかは総裁になるんでしょうね。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
週前半は弱含みの展開でしたが、週後半から明らかに上昇トレンドに変化しています。値幅は250PIPSほどで標準的なボラティリティか。
トレーディングとしては後半の上昇トレンドに乗れたかどうかですね。これに乗るためには週明けの上昇トレンドにも手を出さなければいけないでしょう。
また、週中の下降トレンド転換ではショートしてもしなくてもOK。まぁ4時間足ボリンジャーバンドが上向きのままですからね、無理にショートする必要も無いでしょう。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、やはり週中からUSD買い、JPY売りが明らかになっています。
他には相対的にGBPが弱かったので、ポンド関連をショートしても良かったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが米雇用統計が控えています。先のFOMCで利下げをしてからの米雇用統計ですから、かなり注目を浴びるでしょう。市場予想を下回れば連続利下げ気運が高まり、ドル安となる可能性は高そうです。
それと、総裁選の開票は10/4ですか。それに向けてどのような動きとなるかにも注目です。
ドル円は基本的に上目線で押目買いを狙っていくことになるでしょう。