先週の相場は米政府機関の閉鎖リスクが表面化して全般的にリスク回避となり、ドル売り円買い傾向が強い展開でした。
結果的には閉鎖することになったのですが、この問題に関しては毎年の恒例行事ですし、過去には実際に閉鎖されたことはあり、市場は割と冷静、パニックになることも無く、通常レベルでのドル売り円買いとなっています。
しかし閉鎖されたことで、米新規失業保険申請件数や米雇用統計といった重要経済指標の発表は延期され、材料難から徐々に相場は方向感を欠く展開に。
現状の市場テーマは閉鎖問題が早期に解決されるかどうかに移っています。これが長引くようだと更なるリスク回避の動きも起きそうです。
対して日本では週末に総裁選が行われ、新総裁に高市氏が決まりました。
私は総裁選に関しては全くテレビの報道は見ずに、ネットで情報を得ていましたが、小泉氏が有利という報道が多く、意外だと思っていたのですが…
またしても、マスコミによる偏向報道でしたね。というか、自民党員へのメッセージなのか、希望報道といったほうが適切か。
報道では国会議員票も党員票も小泉氏が多く獲るだろうとの事でしたが、実際は真逆の結果に。
本当、いつまでたってもマスコミは反省しないですね。だからオールドメディアは信用されないんですよ。SNSを規制するよりオールドメディアを規制すべきです。
私は高市氏でも小泉氏でもどちらでも構わないですが、せっかく高市総裁が誕生したんですから、最低でも「スパイ防止法」だけは制定してほしいですね。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
週全般を通して売り優勢の局面が多かったですね。値幅も280PIPS程度でドル円としては標準的なボラティリティ。
トレーディングとしては比較的簡単な部類でしょう。遅行スパンは陰転している場面が多く、いつも通りの赤色ゾーンを背にしての戻り売り戦術が効きます。
週後半には僅かに買い優勢に転じていますが、ボリンジャーバンドを超えておらず、且つ、下向きのままなので、ここではロングする必要は無いでしょう。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、やはりJPY買い、USD売りの場面が多いですね。
その他には僅かにEUR売りでもあったので、ユーロクロスをショートする選択もありです。通貨強弱の面でいえば、USDJPYのショート、EURJPYのショートがやり易かったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、高市新総裁の誕生を受けて、相場がどのような動きになるかに注目です。
高市氏の基本的な政策はアベノミクスの継承、財政拡張であり、日銀の金利引き上げには慎重な姿勢を見せています。
よって、円安観測が強まる可能性が高そうです。チャートを見ると、それほど高市総裁の誕生を織り込んでなさそうなので、もしかしたら、寄付きから円安ギャップアップ、ドル円やクロス円は上に跳ねるかもしれません。
トレーダーとしてはまずは様子見、落ち着きどころを探って、ドル円に関しては基本上目線で見ていくことになりそうです。