英ジョンソン首相がEUとの貿易協議の期限を15日にする
と一方的に宣言して迎えた先週。

合意すればポンドは急騰、
決裂となればポンドは急落が予想されていたので、
個人的には先週はポンド関連の通貨ペアでのトレードは控えていました。

そして迎えた15日、ジョンソン首相は
「EUが譲歩しなければ、合意なき離脱に向かうだろう」
と表明したのみにとどまり、
交渉中止については明言しませんでした。

ジョンソン首相が一方的に期限を決めたにも関わらず、
結果的にはその期限が守られず、無意味なものになりました。

まぁ、ブレグジットに関しては、
英はこれまでも何度も期限を決めては延長を繰り返してきたので、
ある意味、交渉術なんでしょうね。

こうした玉虫色の決着により、ポンドはトレンドにならず、
乱高下を繰り返すのみでした。

ということで、
先週分のGBPUSDの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb20101801
1週間を通してのボラティリティは220PIPSほどで、
憶測、思惑、発言等で上へ下へと大きく振らされている様子が分かります。

後から見てみると、
テクニカルに基づいてトレードできなくもないですが、
リアルタイムでは何が起こるか分からないので、
やはり、様子見にしておいた方が無難だったでしょう。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
GBPが大きく上下動しています。

その他では、EURが全般的弱かったですね。

よって、GBP関連に振らされるよりも、
EUR関連をショートしたほうがトレードしやすかったと思います。

さて、月曜からの相場ですが、
英の貿易交渉はひとまずテーマから外れたでしょうか。

その代わり、22日に米大統領選の最終討論会が控えています。

前回の討論会ではおじいちゃん同士の口喧嘩で終わりましたが、
はたして次回はどうなるでしょうか。

バイデン氏がリードを広げているとの報道が多数なので、
トランプ大統領としては相当に気合を入れてくるでしょうね。

しかしその結果、またしてもまともな討論は行われず、
口喧嘩で終わり、、、というイメージしか湧いてきませんが。。。