年の瀬が近づき、クリスマス週ということもあって、
先週は薄商いで終わるのかと思いきや、、、
まさか日銀金融政策決定会合で長期金利の変動幅を
0.5%に拡大するとのサプライズ発表があり、
その直後から急激な円高、
ドル円は1日で約700PIPSも下げる暴落となりました。
黒田氏が総裁でいる限りは”緩和緩和“の一点張りで、
政策変更など微塵も有り得ないと思っていたんですが、
まさかこんな年の瀬に行うなんて…
黒田日銀総裁はその後の会見で
「利上げではない」との発言をしていますが、
マーケットはそんな上辺だけの発言は無視、
事実上の利上げと判断して円買いを進めています。
本当に黒田日銀総裁はサプライズ好きなのか、
それとも、マーケットとの対話が下手なのか…
その点、パウエルFRB議長はマーケットとの対話が上手いですね。
各種マーケットに想定以上のインパクトを
与えないようにするための配慮が伺えます。
それにしても、1日で7円もの暴落ですか。
先の為替介入は何だったんでしょうか。
為替介入時は何兆円も使って最大で6円ほどの下落だったのに、
今回は政策変更を決めただけで7円もの暴落。
それなら、最初から為替介入などせずに、
政策変更を”匂わす“ことをすれば、
円を買わせることができたのでは???
本当に無駄金でした。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
見ての通り、日銀のサプライズ発表で暴落していますが、
トレーディングとしても難しかったですね。
月曜から火曜にかけて一瞬だけ
遅行スパン陽転、且つ、青色ゾーンへ転換した場面があったので、
そのタイミングでロングポジションを取ってしまったら
その直後の日銀発表で即座に切らされたでしょう。
暴落後はテクニカルで測ることができない相場なので、
手が出しにくいです。
終盤には再び
遅行スパン陽転、青色ゾーンへ転換した場面がありましたが、
実質利上げの影響がいつまで続くのか分からない状況では、
このタイミングでロングポジションは取りづらかったでしょう。
私もエントリーしていません。
というか、暴落後はドル円、クロス円のトレードは控え、
ドルストレートだけをトレード対象に絞りました。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
日銀のサプライズ発表で急激にJPY買いになっていることが分かります。
しかし、その後は二の矢が無いですね。
緩やかなJPY売りとなっており、
再度のJPY買いが起こっていません。
早くも全て織込んだ?!
そんな訳はないと思いますが。
さて、月曜からの相場ですが、
クリスマス週も終わり、今年の最終週となりますが、
さすがにもう何も起きないでしょう。
私個人のトレーディングも先週で終わり、仕事納めとなりました。
年末年始は自作EAの改修作業を行う予定です。
それでは、、、
今年も規律を守ってトレードできたことに感謝です!
皆さん、良いお年をお迎えください。