先週は中東情勢の緊迫化と主要国の中銀政策イベントが重なり、方向感が出にくい相場展開でした。
まず、中銀イベントですが、FOMC、日銀、ECB、英中銀で会合が行われ、結果的には政策金利は全て据え置きとなりました。
これらに関しては事前の予想通りでしたが、やはりその後の全ての会見で、中東紛争によるインフレ上振れリスクに言及していましたね。
現状、まだ中東紛争が起点となったインフレは起きていないようですが、原油価格がこのまま上がり続けるようだと、これまでの経験則からは起きる可能性が高いので、どうしても慎重にならざるを得ないようです。
とりあえず政策金利は据え置きでしたが、当面は利上げを意識せざるを得ない状況が続きそうです。
そして、中東情勢ですがこのままだと泥沼化、混沌とした状況が続きそうな雰囲気です。
トランプ大統領は早期決着に度々言及していますが、実際にはイランの反撃にあい、解決の道筋は全く見つかっていません。
カーグ島への爆撃、イラン高官の死亡、ホルムズ海峡の封鎖など、これらのヘッドニュースでリスクオン、リスクオフが繰り返される状況。
これまでなら、リスクの度合いはドル円の上げ下げである程度把握できていました。つまり、リスクオンならドル円は下げ、リスクオフならドル円は上げる、というのが定跡でしたが、現在は複雑化しており、ドル円だけはリスク度合いは計れません。
今は原油と株式と金(ゴールド)を監視して、総合的に判断する必要があります。
基本、リスクオンなら原油高、株安で、リスクオフなら原油安、株高です。金(ゴールド)に関しては、ちょっと複雑で…基本リスクオンなら買われるのですが、リスクオンが行き過ぎると売られます。
このあたりの相場観は実際にチャートとニュースを照らし合わせて身につけていきましょう。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

週初から方向感がない状況でしたが、週中に上振れて上昇トレンド発生…と思いきやその後に急落し、週末に持ち直す展開でした。
1週間を通した値幅は250PIPSほどで標準的でしたが、中東情勢と中銀イベントに振らされましたね。
トレーディングとしては難しかったでしょう。ファンダメンタルズを考慮するとショートはやりづらいとこれまで何度も書いていますが、先週もその相場観は継続、ショートはやっていません。
週中に遅行スパン陽転、且つ、赤色ゾーン抜けの場面があったのでそこでロングしましたが、トレンドとしては長くなかったですね。
結果的には日銀金融政策決定会合後の円買い急落が最も大きいトレンドでしたが、もちろん私は乗っていません…
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、こちらも明確な方向性を示してる通貨はありませんでした。
基本的に+0.5より上の通貨を買い、-0.5より下の通貨を売りたいですが、どの通貨も長続きしていませんね。よって、通貨強弱の面からも、率先して手掛けたいと思える通貨ペアはありませんでした。
さて、月曜からの相場ですが、重要イベントはありませんので、引き続き中東情勢に注目です。
ちなみに、先週末にはNYダウと日経先物は急落して引けています。金(ゴールド)も大きく売られています。よって、週明けからはリスク度合いが一段上がる可能性があるので注意しておきましょう。





