先週の為替相場は夏季休暇シーズンで出来高が少ない中、米雇用統計のネガティブサプライズを消化して再び円安トレンドに戻る展開でした。
こうした動きは、個人的には「やっぱりね」という感想。日本側としてはファンダメンタルズ的に円買い材料は存在しない状況であり、介入だけで円高トレンドに変えさせることは不可能。
円高にするには、政府が積極財政をやめて真逆の方針に転換する必要があり、それに伴って経済指標も強くなり、日米金利差が実際に縮小しなければいけません。しかし、そのような展開は全く期待できないので、遅かれ早かれ円安トレンドへの回帰は半ば必然と言えるでしょう。
対して米国側としては、弱めの経済指標が続いているにも関わらず、ドル安にならないのは想定外か。
先週も米消費者物価指数(CPI)の発表がありましたが、落ち着いた数字となり、一瞬ドル安に反応するも、すぐにドル高に転換。その後の米小売売上高とミシガン大消費者信頼感指数は共に弱い数字となり、こちらも一時的にドル安に反応するも、同じくすぐにドル高に戻る展開。
ウォーシュFRB議長はバリバリのタカ派であり、とにかく利上げしたいと思っているので、強い経済指標は大歓迎でしょう。しかし実際には最近の経済指標は弱いものばかりで、なかなか利上げの口実ができません。
市場もFRBの早期利上げ期待を後退させていますが、これだけ弱い指標が続くと、果たして次の一手は本当に利上げなのか?という疑問も出てきます。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

週初はネガティブサプライズだった米雇用統計の影響で下降トレンドから始まりましたが、素直に戻りを試す展開となり、再び160円台をターゲットにしています。値幅は190PIPSほどでボラティリティーは標準的か。
トレーディングとしては難しかったでしょうか。月曜日に大きく戻して以降は、横ばいでしたからね。ほぼ青色ゾーンだけの週でしたが、遅行スパンがローソク足と絡んだ状態が長くて高値圏での持合状態でした。
また、途中で急落する場面も散見され、ロングポジションを持っていたらストップに掛かって損切りになっていた可能性大です。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、やはりJPY安の状態が長く続いていましたね。USDは相対的に買われてはいますが、それほど強くないか。
また、週初からGBPが強かったのでGBPJPYとGBPUSDのロングもトレード候補だったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、引き続きサマーバケーションシーズンであり、目立った経済指標もないので、比較的落ち着いたレンジ的な相場展開になりそうです。
ドル円は引き続き買い目線で見ていきます。介入もこの価格帯ではやらないと思いますが、今回のように、ちょっとしたきっかけで一時的な急落もあり得るので、トレーディングとしては難しいかもしれません。
安全を期すならドルストレートだけをトレード対象にしましょう。





