先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先週はウクライナ情勢による地政学リスクによるユーロ売りと
米企業の決算が比較的好調だったことを受けてのドル買い、円売り
という感じでしょうか。
しかし、これらの流れは限定的で、値幅が出ている訳でもなく、
低ボラティリティ相場の中でのちょっとした”ちゃぶつき”程度となっています。
為替市場には早くも夏休み相場が訪れたみたいです。
そして、今年の夏休みは長くなりそうです。
それぞれの通貨ペアの動きを確認してみると、
EURJPYは、前半円売り、半ばユーロ売り、後半円売りという流れでした。
円売りによって青色ゾーンが出現する場面もありましたが、
4時間足、日足を見ると安易なロングはできないですね。
EURUSDは、週中にユーロ売り、全般通してドル買いという流れでした。
遅行スパンが絡んでいる期間も長く、
動かない時は全く動かないのでタイミングはとりづらかったです。
USDJPYは、円売りによる上昇ですが、ドル買いもサポートしています。
4時間足レベルではようやく上向きですが、
日足を見るとトレード対象にしたくないですね。
チャート内に、青色枠と赤色枠がありますが、
青色枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
22日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
23日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
24日のEURJPY、円売りの流れに乗ってのロング、
22日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
25日のEURUSD、ドル買いの流れに乗ってのショート、
こんな感じでしょうか。
円売りの流れから多少ロングもできるようなチャート形状にはなってきましたが、
日足チャートを見ると、上向きに仕掛けるのは
慎重にしなければいけないと再認識させられます。
週末を迎えての直近の動きとしては、
ユーロ売り>ドル買い>円売り
という力関係になっていると思われます。
さて、来週に関しては、FOMC、米GDP、米雇用統計など、
ドルが動意づきそうなイベントがたくさん用意されていますが
多分動かないんでしょうね。
無理にポジションを持つ事なく、
コツコツとした小幅利確で凌ぐ相場が続きそうです。