先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
まず、USDJPYやその他クロス円に関しては、
相変わらずボラティリティが高い状態が続いていますね。
「山高ければ谷深し」という感じで
これまでの上昇分を吐き出すような急落が続いています。
USDJPYなどは日足で見ると分かりやすいですが、今年に入ってからは、
上げるときは、押し目をつけつつ波を描きながら徐々に上げていきますが、
下げるときは、戻りを試さず一気に下げています。
円絡みの通貨ペアにはよく見られる現象ですね。
下記チャートを見ると、全般的に円買いがメインで起きており、
サブでドル売りが起きていると判断できます。
青色四角枠はスパンモデル的に買い優勢場面、
赤色四角枠はスパンモデル的に売り優勢場面を表しています。
週初に関しては、USDJPY、EURJPY共に青色スパン上に位置して、
調整の円売りが起きていましたが、ある程度まで戻ったら、
そこからは遅行スパンが陰転したのち、急落し始め、
高値切り下げ、安値切り下げの下降トレンドが続き、
その状態のまま週末を迎えています。
横軸を見ていただければ分かりますが、振り幅が大きいので、
デイトレをやる際にも、方向性があっていても振幅が大きい為、
途中で振り落とされるリスクもありますね。
ある程度ストップ幅を広げるか、もしくはロット数を落とすか、
何かしらの対策を立てる必要があるかもしれません。
EURUSDに関してはジリジリとした上昇トレンドが続きました。
ドル売りによる上昇ですが、スパンモデルが支持線として機能した
というわけでもなさそうです。
しかし、4時間足でも上昇トレンドですので、
デイトレの際にはロング目線でトレードしたほうがやりやすかったでしょう。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
10日の円売りの流れに乗ってのEURJPYのロング、
12日の円買いの流れに乗ってのEURJPYのショート、
これくらいでしょうか。
EURUSDに関しては、ロング目線でいればそれほど大きな間違いにはならなかったですが、
高値抜け買いよりも押目買いの方が効率がよかったですね。
週末を迎えての直近の動きとしては、
円買い>ドル売り>ユーロ不明?、
という力関係になっていると思われます。
4時間足レベルでもこのような力関係になっていますね。
来週にはFOMCが控えていますので、QEについて何かしらの発言、思惑によって
ドルが大きく動く可能性がありますので注目ですね。