先週は、週前半には上海株式市場の影響を受けて
多少リスク回避的な動きが見られましたが、その後は落ち着き、
徐々にドル買いへ移行していきました。
USDJPYに関しては、黒田日銀総裁が
「これ以上の円安はないだろう」
と発言した124円半ば付近まで上げていく展開となりましたが、
俗に言う、「黒田ライン」が今回もレジスタンスラインとして機能して、
その後は反落しています。
このように、人が意識しているレジスタンスラインって、
EAにロジックとして組み込むのは、なかなか難しいんですよね。
裁量なら明らかなレジスタンス手前ではエントリーを控える事はできますが、
EAだとレジスタンスを認識できなくて、平気でエントリーしちゃいますからね。
やはり、二次元的なチャート形状の把握は、経験に即した人の目が一番正確です。
では今回も、テスト開始から約27週経過分の収支曲線を公開します。
トータルの成績ですが、前回+14.88%で、今回+21.34%なので、
この1週間で、+6.46%の増加となりました。
週単位で久しぶりにプラスになってくれましたが、
まだドローダウン時期という認識でいます。
6月上旬に最高益を更新してから下がり続けており、
そこから既に2か月ほど経過していますので、
もうそろそろ下げ止まっても良いとは思っているんですが、
果たしてどうなるでしょうか。
先週に関していえば、EURUSDの波長とEA群との相性が良かったですね。
以下は、先週1週間分のEURUSDの30分足チャートで、
各EAがどこでエントリーしたのかを表しています。
(B)はロングエントリーの位置を示していて、青色点線の先で決済しています。
(S)はショートエントリーの位置を示していて、赤色点線の先で決済しています。
チャート全体では、100PIPS幅程度のボックス相場でしょうか。
そして、週前半に上昇、途中から下降、終盤に上昇という波形になっていますが、
それらの波に綺麗に乗れている事が分かります。
途中、トレンド転換場面に引っかかって損切りとなっているケースもありますが、
まぁ、ある程度は仕方ないですね。
さて、直近2か月間のドローダウンでいろんな改善点が見えてきました。
できれば、もう少し環境認識の条件を強くして、
エントリー回数を減らそうかと思っているんですが、
最近別の要件があってEA修正の時間が取れないのが残念ですね。