先週はサプライズ的な強さを見せた米雇用統計後の反応を確かめる週でしたが、
やはり短期的に行き過ぎた感が出ていたのか、
利益確定と思われる調整の動きが主体となりました。
しかし、12月の米利上げ観測の思惑を受けて、
ドル買い、ユーロ売り機運はなくなっていないので、
ある程度調整が進んだら、再びドル買い、ユーロ売りという
本来の道筋へ回帰していくのではないかと思われます。
では今回も、テスト開始から41週経過分の収支曲線を公開します。
トータルの成績ですが、前回+38.11%で、今回+31.26%なので、
この1週間で、-6.85%の減少となりました。
先週はどの通貨ペアもレンジ色の強い展開でしたので、
トレンドフォロー系で構成されている自作EA群とは、相性が悪かったようです。
特にEURUSDの調子が悪かったですね。
先の米雇用統計を受けて、下降トレンドが明確化した為に、
EAのロジック的には、ショートエントリーが大半を占める状況だったんですが、
チャート的には、多少上向きバイアスのかかった戻り調整のレンジ相場だった為に、
ショートエントリーがなかなか機能しませんでした。
以下は、先週1週間分のEURUSDの1時間足チャートで、
私のEA群がどこでエントリーし、どこで決済したのかを示しています。
(B)はBUYを表し、青点線でロングのエントリーから決済までを表しています。
(S)はSELLを表し、赤点線でショートのエントリーから決済までを表しています。
左端に見える大陰線が米雇用統計直後のローソク足ですが、
その後は、多少上向きのバイアスのかかったレンジ相場
となっている事が分かります。
このように、大きな時間足でみると下降トレンドなのに、
レート自体はジリジリとしたレンジ的な上昇傾向になってしまうと、
ショートエントリーはうまくいかないですね。
ちなみに明日月曜の寄付きは、フランスのテロを受けて
ユーロ売りによる大きなギャップダウンで始まる可能性が高そうです。
EAに関しては、動きが落ち着いてから稼働させた方が良いかもしれません。