先週末に発生したパリの同時多発テロを受けて、
週初はリスク回避のギャップで寄付く通貨ペアが多かったですが、
パニック的な動きに発展する事無く、徐々に落ち着く展開となりました。
市場参加者の目も、週初はニュースに向いていたようですが、
徐々に現在の市場テーマである米利上げに移行していったようです。
では今回も、テスト開始から42週経過分の収支曲線を公開します。
トータルの成績ですが、前回+31.26%で、今回+24.03%なので、
この1週間で、-7.23%の減少となりました。
先週の収支は大きめのマイナスとなってしまいましたが、
その原因はやはりテロの影響による週初のギャップですね。
特にギャップが大きかったのはEURJPYで、
この通貨ペアはフランスのテロという事でユーロが売られ、
また、リスク回避という名目で円が買われ、
それらの相乗効果で週初に大きく下落しました。
このようにテクニカル無視の展開になってしまうと、
順張り系の私のEA群はうまく機能してくれないですね。
そのあたりをチャートで見てみましょう。
以下は、先週1週間分のEURJPYの1時間足チャートで、
私のEA群がどこでエントリーし、どこで決済したのかを示しています。
(B)はBUYを表し、青点線でロングのエントリーから決済までを表しています。
(S)はSELLを表し、赤点線でショートのエントリーから決済までを表しています。
週初にギャップダウンで始まっているのが分かりますが、
それによって下降トレンドと判断してしまい、
EAの1つがショートを仕掛けています。
しかし、そのまま戻り基調になってしまい、ショートのポジションは損切りとなり、
今度はトレンド転換と判断した別のEAがロングを仕掛けています。
しかし、窓埋め完了後は再び下げる展開となり、
ギリギリストップにかかって損切りとなっています。
ギリシャ問題の時にはポジションを翌週に持ち越した結果、
ギャップダウンに巻き込まれて大きな損切りを余儀なくされましたが、
今回のようにポジションを持ち越さなくても、
ギャップダウン後の動きに翻弄されるケースが多いので、
ニュース主体のギャップの動きには注意ですね。
まぁ、リアルトレードで稼働させているEA群については、
ギャップダウンの動きを警戒して、週初は動かしておらず、
順調に利益を増やしているので良いんですが。