先週はFOMCがあり、事前の予想通りの利上げとなりましたが、
市場の反応は、意外にもドル買いになりましたね。
通常、事前の予想通りの結果となった場合、
“Sell the Fact” で結果と反対方向へ
レートが動くケースが多いのですが、
今回は素直にドル買い反応となりました。
その要因の一つと考えられるのは、
直前に発表された弱い米小売売上高でしょうか。
これにより、ドル売り反応となったことでUSDJPYは急落し、
FOMC前に “Sell the Fact” が起きてしまったという解釈ですが、
正直、市場参加者の考えている事は分かりません。。。
仮に、米小売売上高が市場予想よりも強くて
先にドル買い急騰していたら、
その後のFOMCでは素直にドル買いにはならなかったでしょうね。
という事で、
先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
週初から週中までは持合傾向となっており、
なかなかトレードできるような状況ではなかったですね。
ちなみに、黄色の2本線は1時間足レベルでのトレンドの把握に
利用しているんですが、このラインが横ばいで、且つ、
その中にレートが存在している時には、
基本的にはトレードは見送りたいと思っています。
そして、14日の米小売売上高でドル売り急落しましたが、
FOMC後には回復し、俯瞰的な意味での
ブレイクフェイクのパターンになっています。
そして、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
米小売売上高後にはUSD売り、JPY買いとなっている事が分かります。
そしてFOMC後には、逆にUSD買い、JPY売りとなっていますが、
どちらかというと、JPY売りの方が強く出ていますね。
さて、月曜からの相場ですが、
特に大きな指標発表はないようですが、
要人発言が多数予定されているようなので、
それにより振らされることもあるかもしれません。
“年内にあと1回利上げする”
というのが市場のコンセンサスのようですが、
それを否定するような発言が目立つと、
ドルに影響を与えてくるでしょう。