先週は英選挙があり、その思惑と結果が
どの程度他通貨に影響を与えるのかと心配していましたが、
思ったほど波及しなかったようですね。
当初は、与党の保守党が有利と伝えられていて、
波乱はないとの報道でしたが、
結果的には保守党が単独で過半数を獲得できずにポンドは急落。
しかし、メイ英首相は辞任せずに連立政権を模索することで、
反転急騰する展開も見られています。
ポンドらしいボラティリティの大きな動きのまま週末を迎えていますが、
とりあえず英選挙ネタも終わりでしょうか。
では、ポンドとは関係ないですが、
先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
週初は先々週の米雇用統計の結果を受けて弱含みの展開から始まりましたが、
日足チャートでの200日移動平均線が意識されたのか、
そのラインを割れると一気に売りが加速しました。
しかし、週半ばからは徐々に回復、
遅行スパン陽転、青色ゾーン上の場面では
ロングエントリーもできたでしょう。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週前半の下落は主にJPY買い主導で、
週後半の上昇は主にUSD買い主導で
行われていたことが分かります。
また、週末にはGBPが急落していますが、
これが英選挙に絡むGBPの動きですね。
一時は、GBPは-3.5付近まで下がっていますので、
かなり突発的で大きな動きだったことが読み取れます。
さて、月曜日からの相場ですが、
13日、14日にFOMCが控えていますので、
そのイベントが最も注目されるでしょう。
現状では、利上げは確定的となっているので、
通常なら “Sel the Fact” で下げるんでしょうか。
仮に、据え置きと決定されれば、
大きくドル売りとなるでしょう。
ということは、どのみち上げる要素はないようなので、
FOMC絡みでのUSDJPYの上昇は
あまり期待できないかもしれませんね。