先週はポンド買いとドル買いが進行しましたね。

ポンドに関しては、メイ英首相がブレグジット問題に関して
期限の延長を認める方針に転換したことで
合意なき離脱の可能性が低くなったとしてポンドが買われる展開に。

しかし、ドルに関してはどうなんでしょうか。

米朝首脳会談は予想に反して”決裂”という結果になり、
通常ならドル売り、もしくは、円買いに反応してもよさそうですが、
市場は無反応に近いものでした。

一応、ドル買いのきっかけとしては、
米GDPが予想を上回ったことが挙げられますが、
今の世界情勢で米経済指標に市場が注目するとも思えないんですが。

では、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを復習しておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb19030301
週前半はレンジ的動きで、いつも通りの低ボラ相場でしたが、
週後半にかけて、久しぶりの明快な上昇トレンドに転換しました。

しかし、トレーディングとしては難しかったでしょうか。

日足、4時間足レベルで動意薄の中、
USDJPYをトレード対象通貨ペアとして選択する旨味はなかったですから、
終盤の上昇トレンドも見送ってしまったかもしれませんね。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通してGBP買いになっていたので、
GBP関連の通貨ペアを選択したほうが利幅が取れたでしょう。

相手側の通貨としては、JPY売り、USD売り傾向も見られたので
GBPJPYのロング、もしくは、GBPUSDのロングが
やりやすかったはずです。

さて、ここでUSDJPYの日足チャートを確認しておきましょう。
usdjpy1d19030302
年初のフラッシュクラッシュは完全に過去のものになり、
200日移動平均線を超えてきました。

価格的にも、節目の111円台に乗せたと思ったら、
まもなく112円台に乗せようかという位置まで上げてきています。

しかし、ボリンジャーバンドの+2σ付近に位置しているので、
月曜からの相場は横ばい、もしくは、
調整気味に推移するかもしれません。

もともとUSDJPYはボラティリティの小さい通貨ペアですから
トレード対象としてはあまり期待しないほうが良いでしょう。