先週も話題の中心は米中貿易戦争でしたか。

米が中国に対して制裁関税の第4弾を発表すると、
中国側も対抗関税措置を発表しています。

両者の溝がますます広がっている印象ですが、
そんな中、中国側は米との再交渉に意欲を失っているとの報道も。

何よりもメンツを大事にする中国ですので、
こうした報道も米への揺さぶりでしかないことは明らかですが、
市場の雰囲気は悪くなっているようです。

それでは、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを復習しておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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全般的に下降トレンドが優勢な週でした。

概ね、遅行スパンが陰転し、赤色ゾーンの下に
価格が位置している場面が多かったので、
ショート指向でトレードしていれば問題なかったでしょう。

しかし、ボラティリティが大きくないので、
利大を目指していたら上手くいかなかったでしょうね。

1時間足だけだと分かりづらいですが、
4時間足や日足も確認すれば、
現在のボラティリティの低さが分かります。

となると、無理な利大は逆効果だと理解できるのではないでしょうか。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通してGBP売りであることが分かりますね。

また、JPY買い、USD買いでもあったので、
GBPJPYのショート、GBPUSDのショートが
トレードしやすかったはずです。

実際、GBPJPYの1時間足チャートを確認してみると、、、
cpb19051902
週を通してボラティリティの大きな下降トレンドであり、
赤色ゾーンもレジスタンスラインとして機能しています。

通貨ペアの強弱を把握して、
このような分かりやすい通貨ペアでトレードしていきたいですね。

さて、月曜からの相場ですが、
欧州議会選挙が控えています。

これまでの米や英の選挙と比較すると、
あまり注目度、重要度は高くないようですが、
ある程度は為替市場にも影響は出そうです。

そして、週末にはトランプ大統領が来日しますが、
どうなんでしょうか、材料になるんでしょうか。

トランプ大統領が何を発言するかによりますが、
貿易赤字解消に関する話題を持ちあげてきたら
多少はリスク回避の動きになるかもしれません。