先週も市場の話題の中心は米中通商協議でしたね。
事実らしいものは何も出ていないにも関わらず、
トランプ大統領の発言やニュースに振らされる展開が続いていますが、
もうそろそろ賞味期限切れというか、飽きてきたんでしょうか。
徐々に市場の反応も鈍くなりつつある印象で、
低ボラティリティに戻りつつあります。
また、英の総選挙を前にしてポンドの動きが活発になっていますが、
保守党の過半数獲得がメインシナリオになっているようで、
ポンドが買われています。
いわゆる、”buy the rumor” の段階ですね。
では、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
大きな流れとしては、週前半が下降トレンドで、
週後半が横ばいとなっています。
やはり、分かりやすい場面は週前半で、
ここをトレード対象にすべきですね。
週後半はスパンモデルとローソク足が絡む場面が多く、
方向性も分かりづらくなっています。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
全般USD売りになっていることが分かります。
よって、ドル関連の通貨ペアを選択すべきですが、
相手側の通貨としてはGBPが買われているので、
GBPUSDのロングがやりやすかったでしょう。
実際、GBPUSDのチャートは以下のようになっていました。
通貨の強弱を把握したうえで、
最も強い通貨と最も弱い通貨を選択すると、
このようなチャートで勝負できます。
通貨ペア選択の重要性に気づかされますね。
さて、月曜からの相場ですが、
12日に英下院の総選挙が行われます。
予想では保守党の単独過半数となっていて、
その通りになればEU離脱法案も可決され、
来年1月31日までには晴れて英はEU離脱となります。
しかし、トレーダーとしては選挙後のチャートの動きのほうが重要で、
このままポンドが買われていくと、
おおよそ、”sell the fact” になりそうな気もするんですが、
果たしてどうなるでしょか。