先週も米中の報道に左右される展開となりましたが、
メインとなった地は香港でしたね。

週明けは香港区議会選挙で民主派が圧勝し、
中国当局の圧力が示唆されるも為替への返納は限定的。

また、トランプ大統領が香港人権法に署名し、
中国が内政干渉と反発するも、
またしても為替への反応は限定的。

どちらも中国にとっては不利益な材料なので、
米中通商協議の行方に絡めて、
通常ならリスク回避に動いてもよさそうですが、
なぜか市場は楽観的です。

NYダウも最高値を更新していますし、
皆さん今の状況に危機感を持っていないんですね。

では、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠を記述していますが、
 これはマイルールにおけるロング指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb19120101
週を通して青色ゾーンだけになっており、
ロング指向で臨んでいけば問題はなかったでしょう。

しかし、値幅が出ていないので、利大を目指さしていたら
上手くいかなかった可能性が高いですね。

今年は低ボラティリティ相場なので、
利大を目指すと反転の憂き目に遭いやすいので
利確のタイミングが難しいです。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
全般、JPY売りだったことが分かります。

他には、USD買い、GBP買い傾向もみられるので、
GBPJPYのロングなどもトレード候補だったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
指標としてはISM製造業景気指数と米雇用統計が控えています。

しかし、今の相場は米中通商協議がテーマとなっているので、
これらには反応薄でしょうね。

ともあれ、ボラティリティが戻ってくれないことには
どうしようもないです。

先週もそうでしたが、
監視中の値幅が20PIPSしかないのではトレードできません。

今年も師走を迎えましたが、
まさかこのまま年末の閑散相場を迎えるんでしょうか。